アウトソーシングテクノロジー 辞めたい

アウトソーシングテクノロジーを辞めたい方の教科書|退職理由や後悔、市場価値や転職方向性まで

悩めるビジネスパーソン

アウトソーシングテクノロジー(OST)で働いています。
OSTはエンジニア派遣の会社で、今はあるメーカーの工場で働いていますが、給与面や、3年ごとに業務が変わる不安定さから転職を考えています。

新卒でOSTに入ったので、派遣以外の働き方をしたことがないのですが、辞めても大丈夫でしょうか?
どこかのメーカーの子会社(工場)で、正社員になりたいと思っています。

 

現在、大手メーカーの工場は、多かれ少なかれ派遣社員や請負によって成り立っている。

 

齋藤
筆者のいた総合電機メーカーの工場でも、多くの派遣社員や請負を活用していました。

 

今回は日本におけるエンジニア派遣(特定労働者派遣サービス)企業の最大手、アウトソーシングテクノロジーについて扱う。

アウトソーシングテクノロジーを辞めたい方の教科書」と題して、元・アウトソーシングテクノロジー社員の退職理由辞めた後の後悔市場価値、進路に至るまでを記載していく。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当ブログは以下の経験を持つ(転職や働き方を含む)人事のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 自身の4回の転職経験
  • トップティアの外資系戦略コンサルを含む、数々の難関企業の選考に自身が合格してきた経験
  • 人事マネージャーとして多数の候補者の面接を行った、面接官としての経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトと契約し、ダイレクトスカウトを含めた採用を指揮・実施した経験
  • 転職により、30代前半で東証一部上場企業の人事執行役員/年収1800万に至った経験

 

この記事を読むことで、アウトソーシングテクノロジーを本当に辞めても良いのかの決断が容易になり、退職後のキャリアが明確化することを約束する。

 

齋藤
筆者は個別企業の「辞めたい方のための教科書」を多く執筆しているため、他の離職率が高い企業と比較しての特徴等も含めてご紹介します。

 

アウトソーシングテクノロジーでは給与も勤務地も仕事内容も安定せず、辞めたい人は多い

まず、アウトソーシングテクノロジーを辞めたい人は多いのかどうかについて記載する。

結論から言えば、派遣先により勤務地や労働時間、仕事内容までが全く安定せず、派遣という業態から年収も昇給も少ないため、転職を考える人は多い会社である。

 

口コミやデータから分かることを見てみよう。

  • 派遣のため、アウトソーシングテクノロジー内でのつながりはほぼない。会社に対する帰属意識が希薄
  • 客先に常駐しているため、待遇や社風が合うかどうかは客先次第
  • M&Aを繰り返していること、また派遣業であることから、明確な社風はない
  • Openwork(旧Vorkers)のデータでは、平均年収338万円と、かなり低い水準
  • Openwork(旧Vorkers)のデータでは、平均残業時間が16.4h、有給消化率も67.9%と、人材サービス業の中では労働環境はホワイト
  • 一方で、「法令順守意識」以外のすべての項目、つまり「待遇」「風通しの良さ」「人材の長期育成」「社員の相互尊重」「社員の士気」「評価の適正感」「20代の成長環境」は全て3.0にも満たず、低い
  • 平均勤続年数や平均年齢は非公開
  • 実際に、「アウトソーシングテクノロジー 辞めたい」の検索数が多い(月あたりで数百回検索されている)

 

アウトソーシングテクノロジーは近年M&Aで大きく成長しており、リクナビ2023によると、2022年時点で社員数21,000名を超える大企業である。

ただし、特定労働者派遣サービスという業態から、規模があまり待遇改善には結びつかず、明確な社風もなく、帰属意識がない社員が多い。

 

齋藤
つまり、アウトソーシングテクノロジーを辞めたくなるかどうかは、派遣先企業に大きく左右されます。

 

まとめると、主に以下の2点から、辞めたい人が多い会社であると言えよう。

  • 勤務地や仕事内容等の環境は運しだい(配属先次第)で、派遣法により3年ごとにリセット
  • 平均年収は338万円と、かなり低い

 

OpenWork(元・Vorkers)から見るアウトソーシングテクノロジーの退職理由

各企業の退職者による口コミ情報サイトであるOpenWork(元・Vorkers)には、現時点で223件のアウトソーシングテクノロジーの退職理由が記載されていた。

ここからサンプル抽出して分析してみると、多い順に以下の退職理由となった。

  1. 配属ガチャがひどく、労働環境が不安定
  2. 給料が安く、しかも上がらない。残業できるかも派遣先次第
  3. 派遣なのでスキルアップできる業務が回ってこない
  4. その他(業務量が多い、等)

 

上記の①~③がほぼ全ての退職理由を占めた。

最も多かった「配属ガチャがひどく、労働環境が不安定」の中身を見ると、以下のような要素が含まれていた。

  • 客先によって、勤務形態が違い過ぎる(1か月のうち2週間は夜勤など)
  • エンジニアなのに、エクセルにチェックを付けるような意味のない仕事になることがあった
  • 3年ごとに配属ガチャが起こるので、環境がまったく安定しない

 

まとめると、派遣先の労働環境に左右され過ぎる、給与が安い、スキルアップが出来ない、という理由で退職する方がほとんどであった。

 

齋藤
全て、アウトソーシングテクノロジー社というより、派遣というビジネスモデルに起因している部分が大きいです。
一般的に派遣会社では、通常の事業会社の正社員になれそうな方から辞めていきます。

 

アウトソーシングテクノロジーを辞めたら後悔するか

アウトソーシングテクノロジーを辞めたいという方の中には「辞めたら後悔するのか?」が気になる方もいるだろう。

結論から言えば、「後悔する可能性はほぼない」が筆者の回答である。

 

その根拠は以下の2つである。

  1. 「社風や人間関係」の様な曖昧な要素ではなく、明確に「給与、労働環境、スキル」の向上を求めて辞める方がほとんどであるため、失敗しづらい
  2. アウトソーシングテクノロジーは派遣業で、かつその中でも待遇が良いとは言えない。派遣業でない会社への転職にせよ、派遣でのステップアップにせよ、失うものがない

 

結論として、辞めて後悔する要素が少ないので、転職活動を開始してしまって大丈夫である、ということである。

 

齋藤
なお、「パナソニックを辞めたい方の教科書|退職理由や後悔、市場価値や転職方向性まで」等を読んでいただくと分かりますが、筆者は「辞めたら後悔する可能性が高い」という会社の場合には、そう率直に申し上げています。

 

元・アウトソーシングテクノロジー社員の市場価値と退職後の進路

さて、次は元・アウトソーシングテクノロジー社員の市場価値と退職後の進路についてである。

 

実は市場価値というものは、現在の在籍会社だけで判定するのは難しい。

【ミイダス診断は嘘】転職の市場価値はエージェントの求人で判断すべき理由」にも記載したが、本当の市場価値は、転職エージェントに登録し、エージェントが持ってくる求人で判断するしかない。

 

とはいえ、目安としての市場価値を、平均年収等から考えておこう。

 

まず、既に述べた通り、アウトソーシングテクノロジーの平均年収はOpenworkで338万円である。

日本人の平均年収430万円(2021年9月、国税庁調べ)よりも低く、10,000人を超える規模の社員を持つ大企業としてはかなり低い。

 

これは、ひとえに派遣というビジネスモデルに起因する。

 

齋藤
これは、良いことでもあるのです。
簡単に言えば「派遣でなくなればよい」ということだからです。

 

現在の市場価値は、中抜きによって買いたたかれた市場価値とも言える。

よって、ある程度経験を積み、派遣先で通用するようになったら、派遣先と同じような事業会社に正社員として転職するだけで年収が上がることも多い。

 

齋藤
筆者の経験上、レベルの高い派遣の方は、正社員として他の大企業に転職してしまう方が多かったです。
特に転職マーケットが良いときはその傾向が顕著でした。

 

もし、どうしても良い事業会社に転職できない、ということであれば、外資系企業ベンチャー企業もステップアップにおすすめである。

「元・派遣」というと日系大企業では正社員採用をためらう会社も多いが、外資系企業やベンチャー企業では(実績と専門性さえあれば)あまり気にせず採用することが多い。

 

齋藤
外資と言うと英語が心配になる方も多いと思いますが、入社時に高い英会話レベルを求められるポジションは意外に少ないです。

 

この辺りは「キャリアアップの裏技!職歴ロンダリングの教科書」に記載しているので、興味があれば参考にしてほしい。

 

なお、外資系企業への転職については「外資転職の教科書」を、ベンチャー企業への転職については「ベンチャー企業への転職の教科書」を参考にしていただければと思う。

 

アウトソーシングテクノロジー社員の方が選ぶべき転職エージェント・転職サイト

アウトソーシングテクノロジー社員に限ったことではないが、希望する進路によって、選ぶべき転職エージェントや転職サイトは異なる。

 

齋藤
転職志望先の企業によって、使うべき転職エージェント(や転職サイト)が決まる」ということです。
例えば、「アウトソーシングテクノロジー社員だからこのエージェント」ではなく、「大手企業に入りたい人なら、大手企業を得意とするこのエージェント」のように決まります。

 

転職エージェント選びを軽視している人も多いが、彼ら・彼女らは転職が成功するか失敗するかを決める重要なパートナーである。

 

齋藤
良い転職エージェントと出会えるかどうかで、年収だけでなくキャリアまでもが大きく変わります。
それはつまり、人生が変わるということです。

 

良い転職エージェントの条件や出会い方については、「転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで」に全て書いたので参考にしていただければと思う。

大きくは以下の4つに分かれるであろう転職希望先別に解説しているので、参考になるだろう。

  1. 大企業への転職を希望
  2. 中小企業への転職を希望
  3. ベンチャー企業への転職を希望
  4. 外資系企業への転職を希望

 

まとめ

アウトソーシングテクノロジーを辞めたい社員は多い。

規模としては巨大であるが、その恩恵を社員が受けているとは言えない業態だからである。

 

本来、より待遇の良い派遣会社へのステップアップ(例えば、メイテック等)もあり得る。

ただし、アウトソーシングテクノロジーの退職理由の多くは派遣業であることが原因であることに鑑みると、待遇の良い派遣会社に転職してもまた同じ悩みを抱える可能性は高い。

 

よって筆者としては、派遣業以外での正社員へのチャレンジを行うことを推奨したい。

 

一歩目を踏み出すべきか、ためらっている方はまずこちらを見ておいてほしい。

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