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外資転職におすすめの転職サイト・エージェント厳選3つ+α

悩めるビジネスウーマン
外資系企業への転職を考えています。
外資転職について色々と調べているのですが、「外資転職におすすめの転職サイト・エージェント比較ランキング」のような記事には根拠のない、信憑性の低いものが目立ちます。
実際の外資転職のご経験も踏まえ、データに基づき、厳選された「外資転職におすすめの転職サイト・エージェント」について解説いただけないでしょうか?

 

今回のテーマは「外資転職におすすめの転職サイト・エージェント(基準やデータによる根拠があり、厳選したものに限る)」である。

結論から申し上げると、本記事は「外資系企業の求人数、エージェントの優秀さ、エージェントの専門性、独自求人や企業とのコネクションの強さ、データで見た利用ユーザー支持率の5つの要素で比較すると、外資転職におすすめの転職サイト・転職エージェントは①JACリクルートメント、②LinkedIn(リンクトイン)、③ヘイズジャパン(Hays Japan)の3つに厳選できる。その根拠や、+αとして利用すべきサービスを含めて解説していく」という内容になっている。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
  • 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
  • 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験

 

この記事を読むことで、転職サイト・転職エージェントのうち外資転職におすすめなのはどれなのかを根拠・データとともに知ることができ、自身が利用すべき転職サービスが明らかになるだろう。

なお、外資転職向け以外も含めたおすすめの転職サイト・転職エージェントについては、以下の記事を参照していただきたい。

>>おすすめ転職サイト・エージェント|プロ厳選の比較ランキング

 

【根拠あり】外資転職におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準

本記事において、外資転職の際におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。

  1. 外資系企業の求人数
  2. エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
  3. エージェントの専門性(外資転職や業界への知見)
  4. 独自求人や企業とのコネクションの強さ
  5. 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)

 

本記事では、上記の基準をそれぞれ5段階で採点したレーダーチャートとともに、外資系企業への転職におすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介している。

具体的な転職サイト・転職エージェントをご紹介する前に、上記を基準とした理由をそれぞれ簡単に解説しておく。

 

外資系企業の求人数

外資転職で最も重要なのは、外資系企業の求人数である。

 

例えば、doda(デューダ)のような総合型の転職サービスは掲載求人数は多いが、外資系の求人はあまりない。

外資系企業は、外資系専門のエージェントだけに候補者を探させることが多いからである。

 

よって、外資転職においては、求人数全体ではなく外資系企業の求人をどの程度持っているかのみが重要である。

 

転職エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)

外資系転職専門の求人掲載型サイトと言うものはほぼない。

そのため、外資系の求人情報は、基本的に転職エージェントを通じて仕入れることになる。

 

よって、外資転職では、他の転職以上にエージェントが誰なのかが重要となる。

これは外資転職に限ったことではないが、求人の紹介や、企業との仲介、そして年収交渉と、エージェントが果たす役割は広い。

 

筆者は人事(=エージェントを使って雇う側)なので良く知っているのだが、外資転職ではエージェントの優秀さがダイレクトに合否や年収額に関わってくることがある。

以上より、外資転職における重要な要素のひとつがエージェントの優秀さであることは、疑いようがない。

 

エージェントの専門性(外資転職や業界への知見)

外資転職において、特に年収アップを狙う場合には、金融やIT、製薬、ラグジュアリーなどの業界を狙うのが王道である。

 

エージェントに、こういった外資転職がよく行われる業界への知見があるかどうかは重要である。

実際、外資系専門の転職エージェントは金融やIT、製薬などの業界ごとにチームを組んでいることが多い。

 

また、外資転職には(後述するハイアリング・マネージャーの裁量の大きさなどの)外資転職ならではの要素が多いため、外資転職自体に精通していることが前提となる。

 

独自求人や企業とのコネクションの強さ

既に述べた通り、外資系企業は限られたエージェントにのみ候補者を探させることが多い。

よって、企業とのコネクションが強いエージェントは、多くの独自求人(独占求人)を持っている。

 

独自求人(独占求人)に限らず、外資転職では日系企業への転職に比べてコネクションの重要性が大きい

日系企業とは比べ物にならないほど雇うマネージャー(ハイアリング・マネージャー)の裁量が大きいため、エージェント側でその意向をどこまでくみ取れているかが合否を分けることもある。

 

さらに、欧米では社員が給与やポジションを上げるよう上司に交渉することがあるが、外資転職にもこれに近い要素がある。

エージェントが企業側(人事等)と懇意であれば、年収等の条件交渉が可能なラインをぎりぎりまで探ってくれるし、場合によってはポジションを(求人票にあるよりも)上に上げてくれることすらある。

 

齋藤
筆者は、元々考えていた(求人票の)ポジションの斜め上に、筆者に合ったポジションを新設してもらったことがあります。
日系ではあまりないことだと思いますが、外資系はかなり柔軟です。

 

利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)

本項目は、完全にデータに裏付けられている。

各転職サービスの実際の利用者の458件の口コミを分析し、ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)を調査した結果を基に、5段階で得点を付けている。

>>転職サイト・転職エージェントの口コミを458件分析した結果を公開

 

ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)の具体的な結果は、以下の通りである。

転職サイト 口コミ データ分析結果

 

【厳選3つ】外資転職におすすめの転職サイト・エージェント

本来、転職サイトや転職エージェントは1人の人間が長く使い、転職を繰り返さないと良し悪しが分からないはずである。

他の転職情報サイトでは「31社を比較」「34選」などと謳う記事もあるが、それらには意味も信憑性もないため、本記事においてはデータに基づいた前述の基準から「外資転職におすすめ」と断言できる、厳選3社をご紹介する

 

齋藤
筆者自身、外資転職の経験がありますので、その経験も踏まえて解説します。

 

早速だが、外資転職におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。

  • JACリクルートメント ※ 日系グローバル企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持
  • Linkedin ※ 世界最大のビジネス(転職)SNS。外資専門エージェント最多、外資転職なら登録必須
  • Hays Japan 転職エージェント ※ 英国大手ヘイズ傘下。外資系企業の独占求人やコネクションに強み

 

齋藤
転職活動を1つの転職サービスだけで乗り切るのは(見逃す求人が多くなるため)おすすめしません。
多くの方にとって、自分に合った3つ~5つの転職サービスを利用するのが転職における費用対効果(労力対効果)が最も高い方法だと思います。

 

JACリクルートメント

転職サイト おすすめ 外資 JACリクルートメント

JACリクルートメント 公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp

 

JACリクルートメントは、外資系企業、そして日系グローバル企業を専門とする転職エージェントである。

結論から言えば、数ある外資転職に強いエージェントの中でも、最もおすすめ出来るのがこのJACリクルートメントである。

 

JACリクルートメントの強みは、求人とエージェントの質である。

豊富な非公開求人や独占求人、外資系企業とのコネクション、無理に転職を勧めない誠実さ。これら全てが揃っていることにより、利用ユーザーからのポジティブな口コミの割合は83.0%と、全転職サービスの中で単独トップとなっている。

 

また、JACリクルートメントは、英会話に不安がある(英語が出来ない、英語が話せない)が、外資系に転職したいという方にはさらにおすすめだ。

JACリクルートメントは、外資系に強いエージェントには珍しくほとんど全員が日本人エージェントで構成されているため、「転職エージェント自体が外国人で日本語が話せず、応募すらできない」という事態にはならないからである。

 

以上のことから、外資転職するのであれば、JACリクルートメントは使うべきである。これ以上のことを言うつもりはないが、筆者は心からそう思っている。

 

 

LinkedIn(リンクトイン)

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LinkedIn(リンクトイン) 公式サイト:https://jp.linkedin.com

 

外資系企業への転職のためにあるようなサービスであるにもかかわらず、なぜかネット上の「転職おすすめランキング」ではほぼ紹介されていないSNSがある。

それが、外資系を渡り歩くビジネスパーソンであれば9割以上が登録しているであろうビジネス(転職)SNS、LinkedIn(リンクトイン)である。

 

LinkedInの強みは、何といってもその外資求人の数だ。

掲載求人としてGAFAMから誰も知らないような中小外資まで揃っている上に、外資系専門の転職エージェントが数え切れないほど多く参加している。

また、最近では、大手外資系企業の採用担当が直接スカウトしてくることも増えてきた。

 

齋藤
これは欧米では普通なのですが、日本では転職エージェントに代行させている会社が多いです。

 

LinkedInはSNSであるため、求人やエージェントの質は千差万別である。

ただし、その多くが外資系企業の求人や外資系企業へのスカウトであることは共通しており、外資転職に精通したエージェントが多い。

 

LinkedInには有料プランもあるものの、無料プランで十分な性能があるため、外資転職をするのであれば登録しておきたいプラットフォームだと言えるだろう。

 

 

ヘイズジャパン(Hays Japan)

転職サイト おすすめ 外資 ヘイズジャパン

ヘイズジャパン(Hays Japan) 公式サイト:https://www.hays.co.jp

 

ヘイズジャパン(Hays Japan)は、英国の人材企業大手ヘイズ(Hays)の日本法人、つまり外資系の転職エージェントである。

 

まずヘイズジャパンの弱点から言うと、筆者の知る限りほぼ全てのエージェントが外国人であるため、ある程度は英語が話せないとそもそも利用できないということ。

さらに、外国人エージェントは(日本人エージェント以上に)担当者の当たりはずれが激しいことである。

 

逆にヘイズジャパンの強みは、外資系企業の上層部とのコネクションの強さや、そこからくる独自求人(独占求人)である。

外資系企業に勤務したことがある人なら分かると思うが、外資系の役員や上級マネージャーは、本社からの海外赴任者(=外国人)で占められていることも多い。

外国人は(同じ外国人、英語話者で構成された)外資系エージェントを好むことが多く、そこにコネクションが発生しやすい。

 

また、ヘイズジャパンの抱える求人のほとんどが外資系企業のものであることから、外資系転職における在籍エージェントの専門性も高めである。

結果として、外資転職をするのであれば、複数利用する転職サービスの一つには加えておきたいエージェントだと言えるだろう。

 

 

【+α】外資転職をする方の一部におすすめの転職サイト・エージェント

ここまで、外資転職をしたい方であれば全員におすすめ出来る転職サイト・転職エージェントを3つ厳選してご紹介してきた。

 

ここからは、外資転職をする中でも、一部の方におすすめ出来る転職サービスをご紹介しておく。

外資転職を考えつつも、外資以外もあり得ると思っている方におすすめのビズリーチ、そしてJACリクルートメントと同じく外資系に強い日系エージェントであり、大手求人を網羅的に持っている傾向のあるエンワールドジャパンである。

  • ビズリーチ ※ 外資、日系グローバル、ベンチャーや中小企業の役員等、多種多様なハイクラス求人が集まる
  • エンワールドジャパン ※ エン(en)グループ傘下の外資系・グローバル日系特化のエージェント

 

齋藤
外資系転職では、エージェントの独占求人(独自求人)が発生しやすいことは既に述べました。
ですので、外資転職では特に、多くのエージェントを使えば使うほど有利です。単純に、様々なエージェントが持つ独占求人にアクセスできるようになるからです。

 

ビズリーチ

転職サイト おすすめ 外資 ビズリーチ

ビズリーチ 公式サイト:https://www.bizreach.jp

 

ビズリーチは外資にもそこそこ強いが、どちらかと言えばハイクラスに強い転職サイト(求人サイト)である。

とはいえ、ビズリーチの掲載求人数は8万件。外資系企業の求人はその一部に過ぎないが、それを考慮しても日本トップクラスに多い

また、外資以外のハイクラス求人、たとえば日系グローバル企業やベンチャー企業の役員求人等も充実しており、外資転職以外も視野に入れている方には特におすすめである。

 

先にビズリーチの良くない点を言うと、ビズリーチはあくまで求人サイトであり外部エージェントの管理まではしていないため、エージェントの当たりはずれが激しい点が挙げられる。

優秀でないエージェントも多いため、どのエージェント企業の、誰と知り合えるかにくじ引き的な要素がある。

 

とはいえ、ビズリーチ自体のユーザーからの支持率は高く、利用ユーザーからのポジティブな口コミの割合は69.1%と、転職サービス全体でJACリクルートメントに次ぐ2位である。

最初からエージェントのレベルに期待せず、外資系求人の幅を広げるつもりであれば、ビズリーチがユーザーの期待を裏切らないサイトであることは間違いない

 

 

エンワールドジャパン

転職サイト おすすめ 外資 エンワールドジャパン

エンワールドジャパン 公式サイト:https://www.enworld.com

 

エンワールドジャパンは、日系の人材系企業であるエン(en)グループの子会社で、外資系と日系グローバル企業を専門とする。

その意味ではJACリクルートメントと近く、日本人エージェントが多いことも同じである。(※ただしエンワールドジャパンには外国人エージェントも一定数在籍している)

 

レーダーチャートを見ていただくと分かる通り、エンワールドジャパンは、外資転職・ハイクラス転職において、安定的なパフォーマンスが期待できるエージェントである。

外資・グローバル専門のエージェントであるため、外資転職の専門性は十分であり、エージェントの平均レベルも高い。それを反映し、利用ユーザーからの支持率も65.0%と高めである。

 

尖った長所がない代わりに短所もあまりないが、強いて言えば、独自求人(独占求人)はあまり紹介されず、大手もしくは有名求人を網羅的に揃えているのが強みのエージェントである。

外資転職においては、「自身の希望条件に合った外資求人」の抜け漏れを防ぐために利用しておきたいエージェントであると言えよう。

 

 

まとめ

本記事では、外資転職におすすめの転職サイト・転職エージェントについて解説してきた。

以下の外資転職向けのサービスのうち、自分に合ったものを3つほど選んで使いこなせば、転職成功率は格段に高まる。

  • JACリクルートメント ※ 日系グローバル企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持
  • Linkedin ※ 世界最大のビジネス(転職)SNS。外資専門エージェント最多、外資転職なら登録必須
  • Hays Japan 転職エージェント ※ 英国大手ヘイズ傘下。外資系企業の独占求人やコネクションに強み
  • ビズリーチ ※ 外資、日系グローバル、ベンチャーや中小企業の役員等、多種多様なハイクラス求人が集まる
  • エンワールドジャパン ※ エン(en)グループ傘下の外資系・グローバル日系特化のエージェント
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