日立システムズ 辞めたい

日立システムズを辞めたい方の教科書|退職理由や後悔、市場価値や転職方向性まで

悩めるビジネスパーソン

日立システムズ(日立グループ内ではハイシスと呼んでいます)という日立の子会社でSEをしていますが、結論から言えば、辞めようかと思っています。

正直、明確な不満はありません。
大手だし、給与もまあまあだし、新卒から10年働いているので居心地もよくなってきました。

ただ、この前、新卒同期が1人退職したんです。その同期と話した際、自分たちが入社した頃に「研修長すぎ」「承認フロー多すぎ」「年功序列」「開発が外注でスキルが身に付かない」等の不満から、すぐ転職しようと話し合っていたことを思い出しました。

しかしながら、気づけばもう30代半ば。ハイシスの社風に慣れきってしまったことに恐ろしくなりました。
変わるなら今がラストチャンスだと思うのですが、どう思われますでしょうか?

 

別の記事でも書いたが、筆者は日立ではない総合電機メーカーで人事をしていたことがある。

日立製作所の人事の方とは非常に仲良くさせていただき、日立グループの社風についてはある程度理解しているつもりである。

 

本記事では日立グループの中で情報通信分野を担っている「日立システムズ(ハイシス)」について扱う。

日立システムズを辞めたい方の教科書」と題して、元・日立システムズ社員の退職理由辞めた後の後悔市場価値までを記載していく。

 

齋藤
日立システムズは、日立製作所の100%子会社で、メーカー系列のシステムインテグレーター(SIer)としては業界最大手の企業です。
連結の売上高は5,000億円以上、連結社員数は2021年で1万8,000人以上の大企業です。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当ブログは以下の経験を持つ人事のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 自分自身の4回の転職経験
  • トップティアの外資系戦略コンサルを含む、数々の難関企業の選考に自分自身が合格してきた経験
  • 人事マネージャーとして多数の候補者の面接を行った、面接官としての経験
  • 転職により、30代前半で東証一部上場企業の人事執行役員/年収1800万に至った経験

 

この記事を読むことで、日立システムズを本当に辞めても良いのかの決断が容易になり、退職後のキャリアが明確化することを約束する。

 

齋藤
筆者は個別企業の「辞めたい方のための教科書」を多く執筆しているため、他の離職率が高い企業と比較しての特徴等も含めてご紹介します。

 

【辞めたい人は多いか】日立システムズは昭和的なザ・日本企業であり、時代に合わなくなりつつある

まず、日立システムズを辞めたいのは自分だけなのか、即ち、日立システムズを辞めたい人は多いのかどうかについて記載する。

 

日立システムズについては、これまで分析してきた企業とは異なり、分析がやや難しい。

まずは口コミやデータから分かることを見てみよう。

  • 日立システムズは日立電子サービス(電サ)と日立情報システムズ(日立情報)が合併してできた会社であるため、事業部による組織文化の差が大きい
  • とはいえ、基本は保守的なザ・日本企業。部署にもよるが、「プロセスや社内調整が多い」「上司の言うことは絶対」「宴会で出し物」などのやや古い特徴がある
  • Openwork(旧Vorkers)のデータでは、平均残業時間が29.1h、有給消化率も49.2%と、業界平均と近い数値
  • 「待遇」「人材の長期育成」「法令順守意識」は業界平均より高いが、「社員の士気」「風通しの良さ」「20代の成長環境」は業界平均より低い
  • リクナビ2022のデータでは、平均勤続年数21.0年と長く、平均年齢43.3歳とやや高齢化している
  • 女性の管理職比率が4.3%、女性の育休取得率が12.5%と、著しく低い
  • 実際に、「日立システムズ 辞めたい」の検索数が多い(月あたりで数百回検索されている)

 

上記から、やや無礼ながらもスタンスをとって一言で言うと、日立システムズは「昭和の日本の大企業」である。

 

待遇は悪くないし、大企業らしく法令順守意識も高い。日立グループらしく、長期での人材育成の風土がない訳でもない。

しかしながら、士気が低く、風通しも悪く、若手にチャンスが回ってこなくなっている。

 

齋藤
女性関連の数値を見ると、日立システムズの人事はダイバーシティという時代のトレンドを全く捉えられていなさそうなので、組織の活性化施策などもイマイチであろうと推察します。

 

もはや現状に慣れきってしまった中高年の方「以外」の辞めたい人は、非常に多い会社であると言えよう。

長時間労働が凄まじい訳ではないので、「辞めざるを得なくなった人」が出ると言うよりは、現状のままで良いのか疑問を感じている優秀な若手、意識の高い若手からどんどん辞めていくタイプの会社と言えるだろう。

 

OpenWork(元・Vorkers)から見る日立システムズの退職理由

各企業の退職者による口コミ情報サイトであるOpenWork(元・Vorkers)には、現時点で341件の日立システムズの退職理由が記載されていた。

ここからサンプル抽出して分析してみると、多い順に以下の退職理由となった。

  1. スキルがつかない
  2. キャリアアップのため
  3. つまらない、活気がない
  4. 飲み会が多い
  5. その他(長時間残業、働かないオジサンが嫌、早期退職に応じた、等)

 

これを見て、どう思われるだろうか。

大企業病にかかった昭和的日本企業の、末期という感じがしないだろうか。

 

少なくとも、今までに分析したアクセンチュアや楽天、アイリスオーヤマのような「伸び盛りの企業」では、退職理由で「つまらない、活気がない」「飲み会が多い」「働かないオジサンが嫌」というコメントはほぼ見られなかった。

 

齋藤
1位と2位は、要するに「スキルがつかず、キャリアを考えると辞めた方がいい」と思って辞める人が多いということです。
優秀な若手、意識の高い若手を中心に辞めたい人が多い会社、ということで間違いなさそうです。

 

日立システムズを辞めたら後悔するか

日立システムズを辞めたいという方の中には「辞めたら後悔するのか?」が気になる方もいるだろう。

結論から言えば、「後悔する可能性は低い」になるだろう。

 

その根拠は以下の2つである。

  1. 人がどんどん辞めていく会社にありがちな7つの社風」のうち、5つもの要素が当てはまる
  2. このタイプの社風の企業から抜けて行く人材は、「ぬるま湯や停滞から抜け出そう、キャリアアップしよう」と思う人であるため

 

日立システムズでは、実力主義と謳ってはいるが、実際には「①年功序列の処遇」に近く、飲み会が多い等「②公私が曖昧」である。

事業部・部門にもよるが、「③体育会系」「④トップダウン」「⑤長時間労働」の要素も持つ。

 

これは、かなり多い。

日立システムズから転職した後の会社が、5つもの「辞めていく会社にありがちな社風」を満たしてしまうことは稀だろう。

 

また、「人がどんどん辞めていく会社にありがちな7つの社風」に書いた通り、年功序列の風土により辞めるのは優秀な若手である。

そして、公私が曖昧な風土で辞めるのも、やはり若手(や女性)である。

 

単純化して言えば、「キャリア意識が高く、現状に危機感を感じている人」が、「停滞したザ・日本企業」から転職するのである。

転職先に同じような会社を選ぶとは思えないし、転職して後悔する可能性は低いと言い切って良いだろう。

 

齋藤
ちなみに、「【転職はハイリスク】人事プロが教える、転職より前に検討すべき3つの選択肢」という記事に書きましたが、日立システムズに限らず、転職した人の4人に3人は後悔していません。

 

元・日立システムズ社員の市場価値

さて、次は元・日立システムズ社員の市場価値についてである。

 

実は市場価値というものは、現在の在籍会社だけで判定するのは難しい。

【ミイダス診断は嘘】転職の市場価値はエージェントの求人で判断すべき理由」にも記載したが、本当の市場価値は、転職エージェントに登録し、エージェントが持ってくる求人で判断するしかない。

 

とはいえ、目安としての市場価値を、平均年収等から考えておこう。

 

まず、日立システムズの平均年収はOpenworkで613万円である。

一般的な大企業の平均年収が705万円程度であることを考えると、「大手企業としては高くはないが、大手企業の年収レンジには入っている」といえる。

 

ここで、20代の成長環境等の数値や退職理由を見ると、日立システムズは特別に「社員が鍛えられる」という会社ではない。

つまり、転職での市場価値を現年収より高く見積もられるタイプの(=ステップアップ転職になり易い)会社ではない。

 

結論として、日立システムズ出身者の市場価値を一言で言うと、「最大手企業マイナス1ランク」の位置づけといえるだろう。

 

30代前半までであり、実力や実績も十分、人材市場の状況がよければ、最大手企業へのステップアップも(1ランクの差なので)あり得る。

そうでない場合でも、いわゆる最大手企業(例えば日立製作所やソニー)に転職するのは難しいが、その子会社クラス、または独立系のSIerに転職するには十分である。

 

どうしてもステップアップしたい場合には、外資系転職やベンチャー転職をし、次に最大手を目指す「ステップアップ転職」をするのが良いだろう。

 

齋藤
外資系企業への転職については「外資転職の教科書」を、ベンチャー企業への転職については「ベンチャー企業への転職の教科書」を参考にしていただければと思います。

 

日立システムズ社員の方が選ぶべき転職エージェント・転職サイト

いつも言っていることだし、日立システムズ社員に限ったことではないが、希望する進路によって、選ぶべき転職エージェントや転職サイトは異なる。

 

齋藤
転職志望先の企業によって、使うべき転職エージェント(や転職サイト)が決まる」ということです。
例えば、「日立システムズ社員だからこのエージェント」ではなく、「最大手企業にステップアップしたい人ならこのエージェント」のように決まります。

 

転職エージェント選びを軽視している人も多いが、彼ら・彼女らは転職が成功するか失敗するかを決める重要なパートナーである。

 

齋藤
良い転職エージェントと出会えるかどうかで、年収だけでなくキャリアまでもが大きく変わります。
それはつまり、人生が変わるということです。

 

良い転職エージェントの条件や出会い方については、「転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで」に全て書いたので参考にしていただければと思う。

日立システムズ社員に絞って書いた記事でこそないが、大きくは以下の4つに分かれるであろう転職希望先別に解説しているので、参考になると思う。

 

  1. 大企業への転職を希望
  2. 中小企業への転職を希望
  3. ベンチャー企業への転職を希望
  4. 外資系企業への転職を希望

 

まとめ

日立システムズを辞めたいという方は、(特に優秀な若手を中心に)多い。

悪いところばかりの企業ではないが、時代に合わない社風になってきてしまっており、辞めて後悔する可能性も低い。

 

最後に、一歩目を踏み出すべきか、ためらっている方へ。

あなたの望む最高の求人は、あなたが転職活動を始めてすぐに入ってくるものではない。

 

よって、「転職サイト(エージェント)に登録して、あとは放置」する転職活動の手法である「ゆるゆる転職」をおすすめしたい。

参考>>転職がめんどくさいという方へ。ゆるゆる転職のススメ。

 

ゆるゆる転職では、放置している間に良い求人と良い転職エージェントがストックされていく。

「やっぱり嫌だ!辞めたい!」と感じた際に、良い求人や転職エージェントがストックされているのとないのとではスタートラインが全く違う。

 

未来の自分のために、「今」行動することをお勧めする。

 

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