転職 めんどくさい

転職がめんどくさいという方へ。ダラダラ転職のススメ。

悩めるビジネスパーソン
現在、大手SIerで内部監査の仕事をしています。
この仕事は自分にとってはあまり面白くなく、人間関係も微妙で、転職を考えています。
ここまではよくあることかと思いますが、実は私が転職を考え始めたのは3年も前なのです。
3年も経ってしまった理由も漠然としたもので、「転職活動に取り組むのがめんどくさい」が正直なところ。
「転職したい、しなきゃ」とは思っているものの、結局放置してしまっています。
私の性格の問題かもしれませんが、何かアドバイスはありませんか?

 

今回は「転職しなきゃ(したほうがいいんだろうな)とは思っているが、めんどくさい」という曖昧かつ厄介な悩みがテーマである。

生来の「めんどくさがり屋」である筆者が3回の転職を乗り越えた経験、そして人事マネージャーとして数々の(他者の)転職を見てきた経験から、出来る限り有益なアドバイスをしたいと思う。

 

転職活動はそもそも「めんどくさい」もの

転職活動は結構な労力を必要とする。

 

30代前半までに3回の転職を経験した自分であっても、転職活動のたびに「めんどくさい」と思っている。

主に以下のようなプロセスで転職活動を行うかと思うが、全てに一定の労力がかかる。

 

  • 情報収集(転職サイトでの求人探し、エージェントとのやり取りを含む)
  • 書類選考
  • 面接選考

 

このうち「書類選考」「面接選考」にはコツがあり、他の記事でも書いているので、それぞれ簡単にご紹介したい。

 

書類選考がめんどくさい場合

書類選考がめんどくさいというのは、大きく以下の2パターンだと思う。

 

  1. そもそも応募書類(履歴書・職務経歴書)を作るのがめんどくさい
  2. 出しても出しても落ちるのがめんどくさい

 

まず①番について、履歴書はともかく職務経歴書の作成はかなり面倒である。

これは「頑張るしかない」部分でもあるのだが、大手転職サイトに登録したうえで、フォームを埋めていく形で作成していくと比較的ラクである。

 

齋藤
例えば、転職サイト最大手の「リクナビNEXT」では、職務経歴フォームを埋めた後に「履歴書や職務経歴書をワンクリックで出力」する機能があり、おすすめです。
Word形式で出力されるので、そのまま使用できます。

 

逆に、イチから自分で作成すると苦行なので、使えるショートカット手段は使ってしまおう。

 

リクナビNEXT 公式サイトはこちら

 

次に②番、つまり「書類を出しても出しても落ちてしまう。無駄が多くてめんどくさい」と思っている方もいるだろう。

 

面接官の視点からすると、書類選考で落ちる場合には明確な理由があることが多く、実際に徒労になってしまっている場合も少なくない。

 

具体的には、以下の4つのポイントで基準を満たさなければ落とされてしまうと言っていい。

あまりに通らないようであれば、抜本的な見直しが必要だろう。

 

  1. 年齢
  2. 学歴
  3. 職歴(社歴)
  4. 実績

 

もう少し詳しく知りたい場合や、書類選考突破の戦術を考えたい場合は、膨大な書類選考を行ってきた人事としての本音を以下の記事に書いているので参考にしていただければ幸いだ。

【職務経歴書・履歴書】日系最大手の面接官が見ているたった4つのポイント

 

面接選考がめんどくさい場合

面接選考は、(選考に行くのもめんどくさいが)そもそも精神的に嫌なものだ。

 

昨今は「企業と応募者は対等」というメッセージを打ち出す企業も多いが、それは建前。

実際には「面接官に見極められる」という嫌なプレッシャーが誰しもを襲う。

 

齋藤
現在(2021年2月)はコロナ禍によりWeb面接(オンライン面接)の企業が多いかと思いますが、それでも面倒ですよね。

 

これに対する提案は以下の2つである。

 

  1. どうせ行くなら「打率」を高めよう
  2. 立てる「打席」を多くして精神の安定を得よう

 

どうせ行くのであれば、通過率(打率)を高めておくに越したことはない。

面接における打率の高め方(=合格の仕方)については、以下の記事を参考にしてほしい。

面接官はどこを見ている?実際の面接員向けトレーニングから考える

 

「これに落ちたら後がない」面接のプレッシャーは大きくなり、めんどくさいと感じやすくなる。

よって、逆説的だが打席(=受ける予定の面接)を増やすことも「めんどくささ」防止に有効である。

プロのおすすめ転職サイト。この3つだけで転職成功率を2倍に

 

蛇足だが、受けまくっているうちに選考がルーティーンになり、「面接前に感じるめんどくささが減った」という経験が筆者にはある。

そういった副次的効果もあるので、とにかく持ち球を増やすに越したことはない。

 

齋藤
それでも直前にめんどくさくなってしまったなら、キャンセルすればよいでしょう。
「企業(面接官)に悪い」と思うかもしれませんが、面接官の立場からすると、空いた時間で他にもやることはたくさんあります。
正直、「今日の面接がキャンセルになった。ラッキー」と思うこともしばしばです。

 

ダラダラ転職のススメ【転職活動自体がめんどくさい人向け】

ここまで、書類選考や面接選考がめんどくさい場合について書いてきた。

しかしながら、それ以前に転職の情報収集、つまり転職サイトでの求人探しや、エージェントとのやり取り等を含め、転職活動自体が既にめんどくさいという方も多いだろう。

 

さて、ここからが本題である。

めんどくさがりの方ほど、「常に」転職活動をすべきである。

 

一瞬「?」となったかもしれないが、これが肝心である。

常にダラダラ転職をすべきなのである。

 

「常時」かつ非常に「ゆるく」転職活動を行うこと。
活動例を挙げると、転職サイトに登録はしているものの、企業や転職エージェントからの連絡はめんどくさいので9割は無視する。
本当に興味が持てる求人・スカウトが来た時にだけ連絡を取る。
しかもその連絡も、即時ではなく気が向いたときにまとめて返信する。
興味を持った企業も、面接選考がめんどくさくなったらキャンセルする、等。

 

上記を見れば分かるとおり、筆者の提案する「ダラダラ転職」は「とりあえず転職サイトに登録し、あとはほぼ放置」に近い。

しかしながら、実はダラダラ転職には3つのメリットがある。

 

  1. 勝手に情報収集が進む
  2. やる気の波に合わせて少しずつ進められる
  3. 会社生活のストレスから身を守れる

 

それぞれ簡潔にご紹介しよう。

 

ダラダラ転職のメリット1:勝手に情報収集が進む

転職しようと決めた時にはモチベーションは最大、すぐにでもアクションを起こしたい人が多いだろう。

しかしながら実態としては、その後どんな求人があるかを開拓し、よさげなエージェントを探し、エージェントからの求人提案を待たなければならない。

 

つまり転職活動では、書類選考や面接選考に行きつく前に「情報収集」というフェーズがあり、それには結構な時間がかかるのである。

 

しかしながら、この情報収集フェーズは、実は「転職サイトに登録して放置」することによりスキップ(省略)できる。

 

転職サイトでは多くのエージェントが活動しており、あなたにあった求人を勝手に送り付けてくれる。

それが一定程度たまった頃に、まとめて「興味があります」と申し出ることで、自分ではほぼ情報収集せず最適な提案を受けることが可能なのである。

 

 

さらに言えば、自分で頑張って探せば短期間で良い情報が集まるのかと言えば、そうでもないのだ。

 

その理由が、非公開求人の存在である。

これはそもそも自分では見つけられず、エージェントからの求人提案を待つほかない。

 

齋藤
非公開求人の割合は多く、サイトによっては8割以上が非公開です。
量だけではなく「質」も異なり、質の良い求人のほとんどは非公開求人となっています。

 

以上より、仮に急いでいても、良い転職をしようとすると結局は「エージェントの動きを待つ」期間が出来てしまう。

よって、最初からエージェントの提案を常時受け付けている(=転職サイトに登録して放置)状態にしておくのがベストであると言える。

 

ダラダラ転職のメリット2:やる気の波に合わせて少しずつ進められる

転職活動のやる気(モチベーション)は、一定しないことが多い。

現職に不満が強くなった時はモチベーションが上がり、不満の度合いが下がるとめんどくさくなる、という人も多いのではないだろうか。

 

ダラダラ転職は、やる気の有無に合わせて「活動してもいいし、しなくてもいい」。

「転職したい」という想いが強いときに求人検索やエージェントとの会話を済ませ、「転職めんどい」という時には全てを放置して情報が集まってくるのを待つ。

 

転職活動における「やる気の波」に逆らわず、少しずつでも前に進めることが出来るのがダラダラ転職の強みである。

 

ダラダラ転職のメリット3:会社生活のストレスから身を守れる

いざ転職を始めようとしたとき、まず情報収集に時間がかかるのは既に述べた通り。

一方で、以下の記事に詳しく書いた通り、転職活動のきっかけが「現職における嫌な出来事や人間関係」という方も多いだろう。

人間関係に疲れて転職する際に必要な全知識【人事面接官が教える】

 

そういった際に、ダラダラ転職をすでに始めていれば、いくつか「受けてみてもいい」求人を持っている状態のはずだ。

自分の市場価値も把握できており、転職活動における助走期間が済み、ある程度すぐに転職可能なステータスといえる。

 

これは、会社生活において非常に大きな精神的アドバンテージとなる。

「嫌なことがあれば、別の会社に行けばいい。そしてその「別の会社」も、ある程度は見えてきている」という状態は、毎日のストレスを大きく軽減してくれるのだ。

 

まとめ

筆者は3回の転職を経て30代前半で年収1,800万までこぎ着けたが、実は最初の転職以外は全て、今回ご紹介した「ダラダラ転職」によるものだ。

めんどくさがりである自覚があるのであれば、ダラダラ転職を是非試していただきたい。

 

ダラダラ転職の第一歩目にして最重要項目、今すぐやってほしいのが、転職サイトや転職エージェント、転職SNS(Linkedin等)への登録である。

登録後、職務経歴だけ書いておけば、あとは良い求人と良い転職エージェントがストックされていくのを眺めるだけである。

 

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