選び方が分からないのですが、かといってデータの裏付けがなく、信憑性の低い「転職サイト・エージェントのおすすめ比較ランキング」も参考に出来ません。
また、20個も30個もおすすめされても選べません。
転職の成功例・失敗例をたくさん見ているプロとして、比較して厳選したおすすめの転職サイトや転職エージェントを本音で教えてください。
本記事のテーマは「おすすめ転職サイト・転職エージェント(基準やデータによる根拠があり、厳選したものに限る)」である。
この記事では、「転職のプロでもあり、人事のプロでもある筆者が本音でおすすめ出来る転職サイト・転職エージェント」を厳選してお教えする。もちろん、データ等の根拠も示す。
初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。
筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。
- 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
- 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
- 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
- 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験
本記事は、当サイト「転職参謀」の中でも転職をお考えの方に最もよく読まれている記事の一つとなっているので、是非ご覧いただければ幸いだ。
【前提】プロが教える転職サイト・エージェントの選び方
転職サイトや転職エージェントは無数にあり、迷ってしまう方が多いのではないかと思う。
ここで、当サイトを訪れてくださった方のために、転職成功率を確実に上げる転職サイト・エージェントの選び方を簡単にお教えしよう。
- 年代や属性、希望に合った転職サイト・エージェントを利用する
- 3つ~5つ程度の転職サイト・エージェントを併用する
- 何十個も紹介しているランキングや、データ等の根拠のない比較には付き合わない
それぞれ簡潔にご説明します。
年代や属性、希望に合った転職サイト・エージェントを利用する
各転職サイト・エージェントには、得意領域と苦手領域がある。
- リクルートエージェントは素晴らしいエージェントだが、外資転職に最善の選択肢ではない。
- JACリクルートメントも素晴らしいエージェントだが、第二新卒の転職に最善だとは言えない。
求人を出す側(人事)である筆者も、外資系の人事マネージャーをしているときにはリクルート社ではなく、エンワールドやヘイズジャパンに求人票を預ける。
自身の年代や属性、希望(外資に行きたい、ベンチャーに行きたい、等)に合った転職サービスを使うべきである。
3つ~5つ程度の転職サイト・エージェントを併用する
「複数の転職サイト・エージェントの併用」は、転職成功率を上げるために非常に効果がある。
転職において、あるサイトに載っている求人が別のサイトに載っていなかったり、あるサイトで活動しているエージェントが別のサイトでは活動していなかったりすることは非常に多いからである。
よって、転職チャンスを逃さないために複数のサイトやエージェントを併用する、つまり転職サービスを多く利用すればするほど有利になるのが転職だと言える。
「どの転職サイトを選ぶか」も重要だが、「転職サイトをいくつ使うか」も重要だ。
よって、自分に合った3つ~5つの転職サービスを利用するのが、転職における費用対効果(労力対効果)が最も高い方法だと思います。
何十個も紹介しているランキングや、データ等の根拠のない比較には付き合わない
本来、転職サイトや転職エージェントは1人の人間が長く使い、転職を繰り返さないと良し悪しが分からないはずである。
他の転職情報サイトでは「31社を比較」「34選」などと謳う記事もあるが、それらには意味も信憑性もない。
また、ネット上の「比較ランキング」の多くには、データ等の根拠がない。
星5つ(★★★★★)、星4つ(★★★★☆)等でそれらしく表現しているが、それらの数値は単なる「雰囲気づくり」であり、信憑性がないことも多い。
本記事における紹介の仕方およびデータや根拠について
本記事では、ここまでご説明してきた転職サイト・エージェントの選び方に沿って、以下の通りご紹介していく。
- 年代や属性、希望別に紹介(20代、30代、第二新卒・既卒・フリーター・ニート、女性、ハイクラス、外資転職、ベンチャー転職)
- 年代や属性、希望ごとに厳選した3つの転職サイト・転職エージェントのみ(=ランキング1位~3位のみ)を紹介
- ユーザーからの458件の口コミや、150名の転職経験者からとったアンケートなど、データによる根拠を示して紹介
本記事におけるデータや根拠について補足しておく。
本記事で用いる「データで見た転職者からの評判」という項目については、転職経験者から「最も良かった」とより多く判断された転職サイト・転職エージェントを高得点としている。
実際の転職者全体(n=150名)からの評判は、以下の通りであった。
また、「利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)」という項目は、日本最大のSNSであるTwitter上の458件の口コミを分析し、ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)を調査した結果である。
>>転職サイト・転職エージェントの口コミを458件分析した結果を公開
ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)の具体的な結果は、以下の通りである。
以下のページ内リンクから、ご自身の年代・属性・希望別におすすめの転職サイト・エージェントまでスキップすることが出来ます。
【厳選3つ】20代におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、20代におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- 求人数
- 転職エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- サポートの手厚さ(選考対策への協力や放置のされにくさ)
- データで見た20代転職者からの評判
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
本記事では、上記の基準をそれぞれ5段階で採点したレーダーチャートとともに、20代におすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介している。
結論として、20代におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
- リクナビNEXT ※ 求人の量と質のバランスが良く、20代転職経験者からの支持率トップ
- リクルートエージェント ※ 転職サービスの中で最も隙のないスペック。転職者全体の支持率は単独No.1
- doda(デューダ) ※ 掲載求人数は日本トップクラスの15万件以上。20代・30代前半向け求人に集中
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
リクナビNEXT
リクナビNEXT 公式サイト:https://next.rikunabi.com
リクナビNEXTは、求人掲載型の転職サイトである。
求人数は6万件強と総合型転職サイト・エージェントの中では特別多いわけではないが、求人の質が相対的に良い。
リクナビNEXTはリクルート社のサービスであるが、求人掲載型のサイトであるため、リクルート社のエージェントが担当となるわけではない。
ただしリクルート社が管理しているだけあり、外部から参加している転職エージェントであっても一定の質が保たれている。
利用ユーザーからの支持は強く、67.3%のユーザーが好意的に評価している(転職サービス全体で3位)。
特に実際に転職した20代からの評判の良さは圧倒的であり、21.5%の20代転職経験者が「最も良い転職サービス」として選出している。(20代の評判はリクナビエージェントと同率の1位)
リクナビNEXTの悪い点を無理やり挙げるのであれば、ハイクラス求人が少ない点とエージェントサービスではないので自分で求人検索をする必要がある点くらいだろうか。
いずれにせよ、年収800万円以下の方が日本で転職をするのであれば必須と言える、数少ない転職サービスのひとつである。
リクルートエージェント
リクルートエージェント 公式サイト:https://www.r-agent.com
リクルートエージェントは、リクルート社が運営する転職エージェントである。
非公開ながら20万件を超える日本トップクラスの求人数と、リクルート社員がエージェントを務めることによるエージェントの質の高さに定評がある。
トップクラスの求人の量と質、そして優秀なエージェントという隙のないスペックを反映し、ユーザーからの支持率も軒並み高い。
実際にリクルートエージェントを利用したユーザーのうち、66.1%から好意的に評価されている(転職サービス全体で4位)。
また、転職経験のある20代ユーザーからの評判も非常によく、20代の転職者のうち21.5%が「最も良い転職サービス」としてリクルートエージェントを選出している。(リクナビNEXTと同率の1位)
唯一の欠点として、大量のユーザーを相手にしているためか、初回登録時に紹介があって以降、放置される例が多いことが挙げられる。
とはいえ、上記のレーダーチャートから分かる通り、日本の転職サービスの中で最も隙のないスペックを誇り、20代に限らず、日本での転職を考えている方であれば必須の転職エージェントだと言えるだろう。
doda(デューダ)
doda(デューダ) 公式サイト:https://doda.jp
doda(デューダ)はパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営する、大手の転職サービス(求人サイト機能と転職エージェント機能の両方を併せ持つ)である。
doda(デューダ)の強みは、何といってもその求人数である。求人数は15万件を超え、公表されている中では日本でも最大級に多い。
総合型の転職サービスの中でも20代~30代前半までの若手層に力を入れており、実際にdodaで転職出来た、というTwitterや2ch(5ch)での20代ユーザーからの実績報告も多い。
とはいえ、リクナビNEXTやリクルートエージェントに比べ、弱みが目立つことも事実である。
求人紹介メールの精度や、エージェントの優秀さに関する評判はあまり良くないというのが正直なところだ。20代で、初めての転職の方だと、求人やエージェントの選別をするのが難しい可能性もある。
とにかく色々な求人を見たい方、メインでなくサブとして使う予定の方、またはリクルート社以外のサービスを検討している方であれば、使わない手はない転職サービスであると言える。
【厳選3つ】30代におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、30代におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- 30代向け求人数(一定の経験を要する求人数)
- エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- サポートの手厚さ(選考対策への協力・放置のされにくさ)
- データで見た30代転職者からの評判
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
結論として、30代におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
- ビズリーチ ※ ややハイクラスだが、他にない独自求人が揃う。30代が求人の幅を広げるのに最適
- リクルートエージェント ※ 転職サービスの中で最も隙のないスペック。転職者全体の支持率は単独No.1
- マイナビエージェント ※ マイナビの運営する、若手および女性に力点を置いたエージェント
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
ビズリーチ
ビズリーチ 公式サイト:https://www.bizreach.jp
スカウト型転職サイトの最大手であるビズリーチの、30代転職における利用価値は高い。
ビズリーチは「即戦力採用」を打ち出しているサイトなので、そもそも求人のほとんどが30代(もしくは20代のややハイクラスな方)向けである。
ビズリーチにある求人数は8万を超えており、ビズリーチに参加している外部エージェントもそれぞれ非公開求人を持っていることを考えると、30代向け求人数という意味では全転職サービスの中でもトップクラスだと言えるだろう。
ビズリーチの強みは、30代向けの圧倒的な求人数だけではない。「他のサイトにない求人があること」も重要である。
具体的にはベンチャー企業や中小企業に強く、外資系企業にもそこそこ強いため、他の転職サービスとはひと味違う求人を見ることが出来る。
ただし、ビズリーチには弱点(ネガティブな面)もある。転職エージェントではなく求人サイトであるため、エージェントは外部エージェントしかおらず、しかもその当たりはずれがかなり激しい。
ビズリーチにはベンチャー専門のエージェントも多いが、そういったエージェントの中には時おり異様にレベルの低いエージェントもいる。
とはいえポジティブな面の方が多いため、結果としてビズリーチは利用ユーザーからの支持率(ポジティブな口コミの割合)が全体で2位(69.1%)である。
以上のことから、30代で転職を考えているのであれば、求人の幅を広げるためにビズリーチには確実に登録しておくべきだと言える。
リクルートエージェント
リクルートエージェント 公式サイト:https://www.r-agent.com
20代におすすめの転職エージェントにも挙げられていたリクルートエージェントは、30代にもおすすめである。
その理由は、リクルートエージェントの基本スペックの高さにある。
世代・属性を問わず日本トップクラスの求人数、リクルート社員のエージェント、そこから来る圧倒的なユーザー支持率のどれもが、リクルートエージェントの強みである。
日本の転職サービスの中で最も「万能(=誰にでもおすすめできる)」に近いものは、おそらくリクルートエージェント(もしくはリクナビNEXT)だろう。
リクルートエージェントはリクナビNEXTよりも実務経験を要求する転職サービスであるため、30代向けの求人数も多い。
さらに、リクルートエージェントは「30代から評判の良い転職サイト・転職エージェント」における単独1位(30代転職経験者の32.7%が選んだ)である。
リクルートエージェントのネガティブな点を挙げるとすれば2つ、年収1,000万を超えると紹介が減ること、またエージェントから放置されることがあることである。
とはいえ、実際に利用したユーザーからのポジティブな評価は66.1%に達しており、全体としては非常に手堅い選択肢であると言える。
以上のことから、リクルートエージェントは日本で転職活動をするなら(30代に限らず)利用すべき転職エージェントであると言える。
マイナビエージェント
マイナビエージェント 公式サイト:https://mynavi-agent.jp
マイナビエージェントは、エージェントの中でも「若手」および「女性」に力を入れているエージェントである。
この「若手」は第二新卒や20代がメインであるため、特に30代に力を入れているエージェントではないが、マイナビ自体が大手であるため結果として30代向けの求人も多い。
何より、本記事で紹介している「リクルート(リクルートエージェント)」「ビズリーチ」「パーソルキャリア(doda)」とは異なる、転職大手「マイナビ」の求人に幅を広げることが出来る。
また、マイナビエージェントの特徴として「サポートの手厚さ」がある。
リクルートエージェントとの差別化のためにそうしているのだと思うが、Twitterや2ch(5ch)の評判でもフォローの手厚さに関するポジティブな口コミは明らかに多かった。
以上より、マイナビエージェントは希望条件に合致する求人を探す範囲を広げたい30代の方、手厚いサポートを受けたい30代の方であれば利用価値のあるエージェントであると言えるだろう。
【厳選3つ】第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- 未経験可の求人数
- エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- サポートの手厚さ(選考対策への協力・放置のされにくさ)
- エージェントの事情理解度(寄り添い度合い)
- データで見た第二新卒・既卒等の転職者(就職者)からの評判
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
結論として、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
>>第二新卒・既卒・フリーター・ニート向け転職(就職)サイト・エージェントおすすめ厳選3つ+α
就職Shop
就職Shop 公式サイト:https://www.ss-shop.jp
就職Shopは、リクルート社の運営する第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの就職・転職サービス(エージェント)である。
レーダーチャートを見ていただくと分かると思うが、こと第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けに関する限り、就職Shopは全く隙が無いサービスである。
総合型転職サービスほどの求人数はないが、未経験可に限定し11,000社以上に訪問して求人をとってきているので、未経験可の求人の数は十分である。
また、リクルート社の社員なので、エージェントの優秀さは折り紙つきである。
とはいえ、就職Shopは第二新卒の転職経験者から評判の良い転職サイト・転職エージェントにも(「上記以外」として)挙げられており、ハズレのエージェントは相対的に少ないと言える。
実際、就職Shopのユーザーからの支持率(ポジティブな口コミの割合)は61.8%と申し分ない。「第二新卒・既卒・フリーター・ニート」に当てはまるのであれば、必ず利用したいサービスだと言えるだろう。
リクナビNEXT
リクナビNEXT 公式サイト:https://next.rikunabi.com
リクナビNEXTは第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けではなく、リクルート社の運営する、通常の大手総合型転職サイトである。
しかしながら、第二新卒での転職成功者から「最も良い転職サイト・エージェント」として選ばれた率では、ダントツの1位(25.0%)。
実際にリクナビNEXT内部を見てみると分かるが、未経験可の求人もかなり多い。
とはいえ、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの就職(転職)サービスとしては、弱点もある。
それは、リクナビNEXTが求人サイトである点である。基本的には自分で求人を探すタイプのサービスなので、エージェントの手厚いサポートは期待できない。
以上のように、結果(実際の転職・就職につながったかどうか)や評判で言えば、リクナビNEXTは第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの専門サービスよりも上である。
第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方が就職活動(転職活動)をする際には、他のサービスと合わせて使うべきサービスと言えるだろう。
UZUZ(ウズキャリ)
UZUZ(ウズキャリ) 公式サイト:https://uzuz.jp
UZUZ(ウズキャリ)は完全に「第二新卒・既卒・フリーター・ニート向け」に特化した就職(転職)エージェントである。
レーダーチャートを見ていただくと分かると思うが、UZUZ(ウズキャリ)の強みは圧倒的なサポート力と寄り添う姿勢にある。
その理由は、UZUZ(ウズキャリ)の全てのエージェントが就活失敗等、何らかの挫折を経験していることによる。
そしてこの点が、ある意味で「就活エリート」と言えるリクルート社員によるサービスと差別化されている点です。
率直に言って、UZUZは求人数(2,600社程度)やエージェントの優秀さでは就職Shopには劣る。
知名度の点から、評判・口コミでも劣るだろうし、保有求人がIT系の求人(特にSES、ソフトウエアやシステムの開発・保守・運用などの特定の業務における技術者派遣)に偏っているという弱点もある。
しかしながら、親身なサポートや定着率重視の姿勢という他にはない独自の強みがあるため、「第二新卒・既卒・フリーター・ニート」であり、なおかつIT系に抵抗感がなければ使ってみるべきサービスだと言える。
UZUZは社長や役員がTwitterでよくツイートしているため、それらを見てみるのも良いかもしれない。
【厳選3つ】女性におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、女性におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- 女性向け求人数(事務・美容・アパレル系等)
- 外資・グローバル日系企業の求人数
- 女性向け機能等の充実(働き方への配慮を含む)
- エージェントの事情理解度(寄り添い度合い)
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
結論として、女性におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
- マイナビエージェント ※ 若手および女性に力点を置いたエージェント。女性の転職に特化したチーム有
- リクナビNEXT ※ 求人の量と質のバランスが良く、20代転職経験者からの支持率トップ
- 女性のための転職サイト『とらばーゆ』 ※ リクルートの運営する、大手女性向け転職サイト
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
マイナビエージェント
マイナビエージェント 公式サイト:https://mynavi-agent.jp
マイナビエージェントは、エージェントの中でも「若手」および「女性」に力を入れているエージェントである。
レーダーチャートを見ていただくと分かると思うが、女性の転職に関する限り、マイナビエージェントは非常にバランスがとれたスペックを持つ。
まず、マイナビエージェントは以前「WomanWill(ウーマンウィル)」というブランド名で、女性専門の転職サービスを提供していた。
これは現在ではマイナビエージェントに統合されており、女性向け転職の強さは、女性の転職に特化したチームを編成している点として今でも残っている。
大手転職エージェントの中では唯一「女性向け」の要素が充実したエージェントだと言えるだろう。
また、マイナビエージェントは女性専門ではなく総合型の大手エージェントである。
そのため、そもそもの求人数が多い上に、求人が過度に女性向けに偏っておらず、美容・接客・事務・受付等の女性専用の求人以外も含めて多数そろえていることも強みだ。
以上のことから、女性の転職に使うのであれば、マイナビエージェントは利用する転職サービス候補の筆頭に挙がるエージェントであると言えるだろう。
リクナビNEXT
リクナビNEXT 公式サイト:https://next.rikunabi.com
リクナビNEXTは、総合型転職サービスの中でも求人の質が良いことに定評がある。結果として、男女差別等が少ない大手企業の求人が多く、女性におすすめ出来る求人も多い。
女性特化型だとやや平均年収が低めの求人が多く、男女の賃金格差を助長している面もあるが、リクナビNEXTではそれはないため、年収アップを重視する女性にもおすすめ出来る。
さらに、利用ユーザーからポジティブに評価される率は67.3%と、転職サービス全体でも3番目に高い。
リクナビNEXTの弱点を挙げるとするならば、あくまで通常の求人サイトであるため、女性に特化した機能やエージェントがないことくらいだろうか。
以上のことから、リクナビNEXTは女性に限らず、日本で転職活動をする方なら誰にでもおすすめ出来る、数少ない求人サイトである。
とらばーゆ
とらばーゆ 公式サイト:https://toranet.jp
とらばーゆはリクルートが運営する女性向け転職サイトである。
とらばーゆに掲載された求人は2,000件余りと少ないのだが、その全てが女性向けに集められたものである。
とらばーゆの強みは、何といっても女性専門の転職サービスであることである。
女性が多い職種や業種、例えば事務(一般事務・営業事務・医療事務等)、受付、秘書、販売、経理、歯科助手、コールセンター、美容、アパレル、介護等の求人をピンポイントで集めている。
とらばーゆは転職エージェントではないが、「とらばーゆに求人を出している」という時点で企業側の事情理解度も高い。
とらばーゆの弱点は、強みの裏返しである。つまり、女性が多い職種・業種の求人がほとんどであるため、①職種や業種が限られる、また②年収としては高くないものが多いことである。
何度か申し上げているが、女性向けの(明らかに女性が多い)職種や業種というのは賃金が高くないことが多く、ミドルクラス~ハイクラスの女性や、年収アップしたいという女性には向いていない。
以上より、とらばーゆは年収500万円くらいまでの女性であれば登録しておいて損はない転職サービスであると言えるだろう。
【厳選3つ】ハイクラス転職におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、ハイクラス転職の際におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- ハイクラス求人数(年収800万以上)
- エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- エージェントの専門性(ハイクラス転職や業界への知見)
- 独自求人や企業とのコネクションの強さ
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
結論として、ハイクラス転職におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
- JACリクルートメント ※ 日系グローバル企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持
- ビズリーチ ※ 外資、日系グローバル、ベンチャーや中小企業の役員等、多種多様なハイクラス求人が集まる
- エンワールドジャパン ※ エン(en)グループ傘下の外資系・グローバル日系特化のエージェント
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
>>ハイクラス向け転職サイト・エージェントおすすめ厳選3つ+α
JACリクルートメント
JACリクルートメント 公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp
JACリクルートメントは、ホワイトカラー(≒会社員)転職での売上高で日本一を誇る、日系の転職エージェントである。
レーダーチャートを見ていただくと分かる通り、ハイクラス転職(および外資転職)において、JACリクルートメントは最高のエージェントであると言っていいだろう。
ハイクラス転職になると、転職先としては外資系と日系グローバル大手企業がほとんどになってくるが、JACリクルートメントはその2つ(外資・日系グローバル)を専門としている。
また、JACリクルートメントはミドルクラス・ハイクラス専門のエージェントであるため、ハイクラス転職における知見や独占求人、企業とのコネクション等も十分であり、エージェントのレベルも総じて高い。
さらに特筆すべきこととして、エージェントの誠実さが挙げられる。止めなければ(手数料として)自身の利益になるときであっても、キャリアプラン上転職すべきでないと判断すれば転職を止めたりもする。
結果として、JACリクルートメント利用者からのポジティブな口コミの割合は、全ての転職サービスの中でトップの83.0%である。
JACのネガティブな点も述べたいが、ハイクラス転職においては見つからない。筆者も長年お世話になっており、ハイクラス転職をするのであれば絶対に使ってみてほしいエージェントである。
ビズリーチ
ビズリーチ 公式サイト:https://www.bizreach.jp
ビズリーチは、ハイクラス転職において最も広い選択肢を与えてくれる転職サイトである。
ビズリーチの保有求人数は8万件程度。これはリクナビNEXT(6万件程度)よりも多いのだが、特筆すべきはこのうちの多くがミドルクラス・ハイクラス求人であること。
つまり、ビズリーチは、ハイクラス求人だけで数万単位の求人を保持していると言えるである。
さらに、ビズリーチはハイクラス求人としての多様性も担保している。
つまり、外資系、グローバル日系、そしてベンチャーや中小企業の役員求人と、ハイクラス求人として存在するあらゆるタイプの求人を揃えており、独占求人も多い。
ビズリーチの弱みは、求人サイトであるがゆえに外部エージェントしかいないことである。
外部エージェントのレベルには大きな差があり、筆者の印象でも、ユーザーの口コミを見ても、イマイチなエージェントが大量に入り込んでいることは事実である。
とはいえ、ビズリーチは唯一無二の性能を持つため、JACとともにハイクラス転職には必須と言ってよい転職サービスであることは間違いない。
実際、ユーザーからの支持率(ポジティブな口コミの割合)も69.1%と、JACリクルートメントに次いで2位と非常に高いのである。
エンワールドジャパン
エンワールドジャパン 公式サイト:https://www.enworld.com
エンワールドジャパンは、日系の転職大手エン(en)グループの子会社であり、外資系企業と日系グローバル企業に特化している。
JACリクルートメントに近い得意領域を持つが、持っている求人に少し特徴がある。それは「独占求人・独自求人は少なめだが、有名どころや大手の求人は大体網羅的に持っている」ということである。
つまり、エンワールドジャパンを利用しておけば、ハイクラス転職のメインとなる外資系や日系グローバル企業の求人の中で、自身の希望条件に近いものを見逃すことが減るということだ。
エージェントのレベルも平均的に高く、イマイチなエージェントもほぼ見ない。
レーダーチャートの形にも表れているが、エンワールドジャパンは、ハイクラス転職において安定的なパフォーマンスが期待できるエージェントである。
ハイクラス転職をするのであれば、「知っていたら応募していたのに」という求人の抜け漏れによる後悔を防ぐために登録しておくと良いだろう。
【厳選3つ】外資転職におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、外資転職の際におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- 外資系企業の求人数
- エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- エージェントの専門性(外資転職や業界への知見)
- 独自求人や企業とのコネクションの強さ
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
結論として、外資転職におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
- JACリクルートメント ※ 日系グローバル企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持
- Linkedin ※ 世界最大のビジネス(転職)SNS。外資専門エージェント最多、外資転職なら登録必須
- Hays Japan 転職エージェント ※ 英国大手ヘイズ傘下。外資系企業の独占求人やコネクションに強み
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
>>外資転職におすすめの転職サイト・エージェント厳選3つ+α
JACリクルートメント
JACリクルートメント 公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp
JACリクルートメントは、外資系企業、そして日系グローバル企業を専門とする転職エージェントである。
結論から言えば、数ある外資転職に強いエージェントの中でも、最もおすすめ出来るのがこのJACリクルートメントである。
JACリクルートメントの強みは、求人とエージェントの質である。
豊富な非公開求人や独占求人、外資系企業とのコネクション、無理に転職を勧めない誠実さ。これら全てが揃っていることにより、利用ユーザーからのポジティブな口コミの割合は83.0%と、全転職サービスの中で単独トップとなっている。
また、JACリクルートメントは、英会話に不安がある(英語が出来ない、英語が話せない)が、外資系に転職したいという方にはさらにおすすめだ。
JACリクルートメントは、外資系に強いエージェントには珍しくほとんど全員が日本人エージェントで構成されているため、「転職エージェント自体が外国人であるため日本語が話せず、応募すらできない」という事態にはならないからである。
以上のことから、外資転職するのであれば、JACリクルートメントは使うべきである。これ以上のことを言うつもりはないが、筆者は心からそう思っている。
LinkedIn(リンクトイン)
LinkedIn(リンクトイン) 公式サイト:https://jp.linkedin.com
外資系企業への転職のためにあるようなサービスであるにもかかわらず、なぜかネット上の「転職おすすめランキング」ではほぼ紹介されていないSNSがある。
それが、外資系を渡り歩くビジネスパーソンであれば9割以上が登録しているであろうビジネス(転職)SNS、LinkedIn(リンクトイン)である。
LinkedInの強みは、何といってもその外資求人の数だ。
掲載求人として、GAFAMから誰も知らないような中小外資まで揃っている上に、数え切れないほどの外資系専門の転職エージェントが参加している。
また、最近では、大手外資系企業の採用担当が直接スカウトしてくることも増えてきた。
LinkedInはSNSであるため、求人やエージェントの質は千差万別である。
ただし、その多くが外資系企業の求人や外資系企業へのスカウトであることは共通しており、外資転職に精通したエージェントが多い。
LinkedInには有料プランもあるものの、無料プランで十分な性能があるため、外資転職をするのであれば登録しておきたいプラットフォームだと言えるだろう。
ヘイズジャパン(Hays Japan)
ヘイズジャパン(Hays Japan) 公式サイト:https://www.hays.co.jp
ヘイズジャパン(Hays Japan)は、英国の人材企業大手ヘイズ(Hays)の日本法人、つまり外資系の転職エージェントである。
まずヘイズジャパンの弱点から言うと、筆者の知る限りほぼ全てのエージェントが外国人であるため、ある程度は英語が話せないとそもそも利用できないということ。
さらに、外国人エージェントは(日本人エージェント以上に)担当者の当たりはずれが激しいことである。
逆にヘイズジャパンの強みは、外資系企業の上層部とのコネクションの強さや、そこからくる独自求人(独占求人)である。
外資系企業に勤務したことがある人なら分かると思うが、外資系の役員や上級マネージャーは、本社からの海外赴任者(=外国人)で占められていることも多い。
外国人は(同じ外国人、英語話者で構成された)外資系エージェントを好むことが多く、そこにコネクションが発生しやすい。
また、ヘイズジャパンの抱える求人のほとんどが外資系企業のものであることから、外資系転職における在籍エージェントの専門性も高めである。
結果としてヘイズジャパンは、外資転職をする際には複数併用する転職サービスの一つに加えておきたいエージェントだと言えるだろう。
【厳選3つ】ベンチャー転職におすすめの転職サイト・エージェント
本記事において、ベンチャー転職の際におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- ベンチャー企業の求人数
- エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- 独自求人や企業とのコネクションの強さ
- データで見たベンチャー企業転職者からの評判
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
結論として、ベンチャー転職におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
- リクルートエージェント ※ 最も隙のないスペック。転職者からの支持率・ベンチャー求人数ともにNo.1
- ビズリーチ ※ ややハイクラスだがベンチャー企業の独自(独占)求人が多い
- doda(デューダ) ※ 掲載求人数は日本トップクラスの15万件以上。ベンチャー求人も多数
上記の基準や、+αとなる転職サイト・エージェントについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参照していただきたい。
>>ベンチャー転職におすすめの転職サイト・エージェント厳選3つ+α
リクルートエージェント
リクルートエージェント 公式サイト:https://www.r-agent.com
リクルートエージェントは公開求人数20万件以上、日本トップクラスの規模を誇る転職エージェントである。
ベンチャー求人数は公開求人だけで約15,000件程度と、数ある転職サービスの中で最も多い。
リクルート社員で構成されたエージェントの評判は概ね良いが、「親身ではない」「放置された」という口コミもあり、当たりはずれはある。
とはいえ、ベンチャー転職専門のエージェントの多くがイマイチな中、リクルートのエージェントはかなりマシだという印象である。
結果として、実際の利用者からのポジティブな口コミの割合は66.1%、ベンチャー転職者が「最も良い転職サービス」と評価した率は23.9%(リクナビNEXTに次ぐ2位)と、軒並み高い。
リクルートエージェントは全体的なスペックが高いためベンチャー転職に限ったことではないのだが、リクルートに恨みでもない限りは利用しておくべきエージェントだと思う。
ビズリーチ
ビズリーチ 公式サイト:https://www.bizreach.jp
ビズリーチは、一般的にはハイクラス向けとされる転職サイトである。
実際、①外資系、②日系グローバル、③ベンチャーの役員、など様々なタイプのハイクラス求人が集まっている。
ビズリーチの持つ求人は8万件以上。その中には、ベンチャー企業の求人も多く、役員のみならずマネージャーやスタッフレベルの求人もある。
結果としてビズリーチには7,000件以上のベンチャー求人があり、ベンチャー専門の外部エージェントの持つ求人を合わせると、転職サービスの中でもトップクラスに多いと言える。
量だけでなく、ビズリーチには「他の大手が持っていないベンチャーの求人が多い」という特長があり、これがビズリーチの大きな強みとなっている。
ビズリーチに登録するためには審査を通過する必要があるのだが、年収200万円台で通過した人もおり、敷居はそこまで高くない。
むしろビズリーチの厄介な点はベンチャー専門の外部エージェントの平均レベルの低さであり、これには筆者も閉口したことがある。
ベンチャー求人の量、また豊富な独自求人(独占求人)から、ビズリーチはベンチャーに転職するのであれば登録しておきたいサイトであると言える。
doda(デューダ)
doda(デューダ) 公式サイト:https://doda.jp
doda(デューダ)はとりたててベンチャー求人数が多い転職サービスではないが、全体の求人数が多いため、一定以上の数のベンチャー求人を持っている。
その数は8,000件以上であり、それだけで言えばビズリーチより多い。(とはいえ、ビズリーチでは外部エージェントのもつベンチャーの非公開求人も加わるため、それには劣る)
doda自身がCMで「転職希望者の2人に1人が使っている」と述べている通り、実際にdodaを使って転職したという人は多く、ベンチャー企業への転職者からの評判も良い。
実際に、ベンチャーに転職した人の21.6%がdodaを「最も良かった転職サービス」に選んでいる。
ベンチャー転職におけるdodaの弱点は、エージェントである。
dodaのエージェントの評判自体が元々良いとは言えない上に、dodaのエージェントにベンチャー転職の専門性があるわけでもない。
まとめると、dodaはベンチャー企業の求人の探索範囲を広げるために登録すべき転職サービスだと言えるだろう。
リクルートエージェントやビズリーチほどベンチャー転職に向いているわけではないが、dodaが抱える求人数はやはり魅力的である。
まとめ
本記事には、人事として様々な転職サイト・エージェントに求人を出してきた経験と、自身の4回の転職経験を全て込めた。読者の参考になれば幸いである。