JFEスチール 辞めたい

JFEスチールを辞めたい方の教科書|退職理由や後悔、市場価値や転職方向性まで

悩めるビジネスパーソン

新卒でJFEスチールに入社し、10年ほど勤めているアラサーの男です。
JFEスチールは古い日本企業で、「上が黒と言えば白くても黒」というトップダウンの社風があります。
元々体育会系ではなかった自分はついていけず、辞めるつもりでいます。

しかしながら、JFEスチール以外で働いたことがなく、業界2位の大企業を簡単に辞めていいのか迷う気持ちもあります。
JFEスチールを辞めたい場合に注意すべきことがあれば、教えてください。

 

鉄鋼業界1位の日本製鉄を扱った「日本製鉄を辞めたい方の教科書」に続き、今回は業界2位のJFEスチールについて扱う。

JFEスチールを辞めたい方の教科書」と題して、元・JFEスチール社員の退職理由辞めた後の後悔市場価値、辞めた後の進路までを記載していく。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 自身の4回の転職経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、コンサルティングファームまで経験)
  • トップティアの外資系戦略コンサルティングファームを含む、数々の難関企業の選考に自身が合格してきた経験
  • 人事マネージャーとして多数の候補者の面接を行った、面接官としての経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェント・転職サイトと契約し、ダイレクトスカウトを含め採用を指揮・実施した経験
  • 転職により、30代前半で東証一部上場企業の人事執行役員/年収1800万に至った経験

 

この記事を読むことで、JFEスチールを本当に辞めても良いのかの決断が容易になり、退職後のキャリアが明確化することを約束する。

 

齋藤
筆者は個別企業の「辞めたい方のための教科書」を多く執筆しているため、他の離職率が高い企業と比較しての特徴等も含めてご紹介します。

 

JFEスチールは日本製鉄と同じく、変われないまま中韓に負け続けている企業。未来は見えず、若手の脱出が加速

まず、JFEスチールを辞めたい人は多いのかどうかについて記載する。

結論から言えば、非常に多い

 

まずはOpenwork(旧・Vorkers)の口コミから分かる組織風土を見てみよう。

  • ルーチンワークが肥大化、膨大な管理業務に忙殺
  • 縦割りでお役所、昭和より続いてきたザ・日系大企業という風土
  • トップダウンの社風である上に、階層が多く調整にも時間を要する。上が黒と言えば白でも黒
  • 終身雇用・年功序列の文化により、ある程度までは自動で昇格。同じ役職でも出来る人と出来ない人の差が激しい
  • 社員を大切にする文化がなく、若手を使い潰す傾向

 

JFEスチールの組織風土は、以前に調査した日本製鉄と似通っており、鉄鋼業界全体が時代についていけていないという印象である。

以下は日本製鉄の組織風土を調査した際の口コミだが、ほぼ同じことを言っていて、あまり見分けがつかない。

  • 年配者のやる気がない、ルールが多い、総じて前時代的な組織風土が残る
  • 若手は社内向きの仕事が多く、働かない中高年の代わりにすさまじい量の仕事を引き受けている
  • 評価・昇格は年齢である程度決まっており、年功序列。しかも上が詰まっており、優秀でも昇進できない
  • やる気がない人はほどほどの仕事で済む一方、やる気がある人に仕事が集中し、ワークライフバランスが崩壊している

 

JFEスチールは誰もが知る大企業であり、近年でも粗鋼生産量において日本で2位、世界でも12位前後につけている。

 

しかしながら、日本の鉄鋼業界全体が中国に鉄鋼会社に押されている関係で、業績は低調である。

2019年度より、営業利益、経常利益、純利益すべてが赤字で、それぞれ営業損失、経常損失、純損失となっている。

 

齋藤
近年、日本の鉄鋼業界は、中国宝武鋼鉄集団や河鋼集団、江蘇沙鋼集団などの中国鉄鋼企業に押されています。

 

年功序列や終身雇用等の「前時代的な組織風土」という意味では日本製鉄と同じだが、気になったのはトップダウンの風土が強すぎる点である。

「上が黒と言えば白も黒になる」というコメントが多数みられ、より不健全な社内環境になっているという印象を持った。

 

齋藤
実際、筆者の知っている限り、JFEスチールを辞めた人は一様にJFEスチールをボロクソに言っていました。

 

次に、OpenWork(旧Vorkers)やマイナビ等のデータから分かることを見てみよう。

  • OpenWorkによると、平均残業時間が31.2h、有給消化率が56.0%と、鉄鋼・非鉄金属業界全体とほぼ同水準
  • 鉄鋼・非鉄金属の業界平均と比べ、「待遇面の満足度」「法令順守意識」のみが勝る。逆に言えば、業界2位にもかかわらず、それ以外の全ての項目で平均に負けている
  • 女性従業員の割合は9.2%、女性管理職の割合は1.5%。マイナビ2023のデータによると、2021年の新卒採用でも女性を11.7%しか採っていないので、ダイバーシティ推進は重視されていなさそうである
  • 実際に、Google検索における「JFEスチール 辞めたい」の検索数は非常に多い(月あたりで数百回検索されている)

 

データからも不活性化した組織の実情が分かる。

平均残業時間や有休消化率、待遇(OpenWorkでの平均年収593万円)はそこまで悪くないが、それ以外のほぼ全てが悪い。

 

特にOpenWorkの組織風土を見ると、業界2位のいわゆる大手一流企業としては、悪い意味で驚異的な数値が並んでいる。

  • 社員の士気(2.6)
  • 風通しの良さ(2.8)
  • 20代成長環境(2.8)
  • 社員の相互尊重(2.9)
  • 人材の長期育成(2.7)
  • 人事評価の適正感(2.7)

 

この一方、年功序列で保証された「待遇の満足度」だけは「3.5」をたたき出している。

数値からは、「老害が若者を使い捨てにして生き残っている会社」という風に見えるし、そう取られても仕方がないだろう。

 

以上より、若手がどんどん辞める、逃げ出す会社だということは間違いないだろう。

実際、JFEスチール出身者は、同じ鉄鋼業界の日本製鉄出身者よりも転職市場で見かける機会が多い。

 

齋藤
JFEスチールの行動規範は「挑戦・柔軟・誠実」ですが、組織風土から唯一感じられるのは「誠実」だけでした。(法令順守意識だけは非常に高い)

 

OpenWork(元・Vorkers)から見るJFEスチールの退職理由

各企業の退職者による口コミ情報サイトであるOpenWork(元・Vorkers)には、現時点で315件のJFEスチールの退職理由が記載されていた。

ここからサンプル抽出して分析してみると、多い順に以下の退職理由となった。

  1. 事業の将来性がない
  2. 交代勤務や、保全業務での夜間・休日呼び出しが辛い
  3. 人を大切にしない、育てる文化がない
  4. 他部署との関係が悪い、やっていけるイメージが持てない
  5. その他(年功序列、トップダウン、構造改革による配置転換、等)

 

同じような事業環境にある日本製鉄とはやや異なる結果となった。

最も多い「事業の将来性がない」点についてはほぼ同じだったが、異なったのは赤字にした組織文化、特に「人材活用・育成」と「他部署連携」の2つについてである。

 

齋藤
「人材活用・育成」と「他部署連携」の2つが、JFEスチールの弱点といえるでしょう。

 

まとめると、「事業の将来性」からの不安をベースに、トップダウンの風土により上司や先輩との関係で悩み、他部署との関係の悪さで悩み、辞めていく若手・中堅が多い会社であると言えよう。

 

JFEスチールを辞めたら後悔するか

JFEスチールを辞めたいという方の中には「辞めたら後悔するのか?」が気になる方もいるだろう。

結論から言えば、JFEスチールを辞めても後悔しない可能性が高い。

 

齋藤
申し訳ないですが、鉄鋼業界ではこう言わざるを得ません。
さらにいえば、JFEスチールは鉄鋼業界の中でもひどいです。会社や人事に、若手を定着させる気があるのか疑わしいレベルだと思います。

 

辞めても後悔しないという根拠は以下の4つである。

  1. 人がどんどん辞めていく会社にありがちな7つの社風」のうち「トップダウン」「年功序列の処遇」に強く当てはまり、他にも当てはまる社風がある
  2. 組織評価として「待遇面の満足度」以外の全てが低く、これよりマシな会社はいくらでもある
  3. 事業の将来性が怪しい
  4. JFEスチールのネームバリューを活かして同等の大企業に転職できる可能性が高い

 

辞めても後悔しない理由を一言でまとめると、業界自体に将来性がない上に、トップクラスの大企業とは思えないほど組織風土が悪いため、同レベルの大企業に転職することで環境が大きく改善する可能性が高いからとなる。

 

齋藤
特に女性は辞めたほうがいいでしょう。
ダイバーシティ(女性)関連の数値が壊滅的で、社風も考え合わせると改善される可能性は非常に低いと思います。

 

元・JFEスチール社員の市場価値や辞めた後の進路

さて、次は元・JFEスチール社員の市場価値についてである。

 

実は市場価値というものは、現在の在籍会社だけで判定するのは難しい。

【ミイダス診断は嘘】転職の市場価値はエージェントの求人で判断すべき理由」にも記載したが、本当の市場価値は、転職エージェントに登録し、エージェントが持ってくる求人で判断するしかない。

 

とはいえ、目安としての市場価値を、平均年収等から考えておこう。

 

まず、JFEスチールの平均年収は593万円である。(Openwork調べ)

一般的な大企業の平均年収が705万円程度であることを考えると、大手企業にしては高くない水準だといえる。

 

齋藤
ただし、鉄鋼業界なのでいわゆるブルーカラーの方々も入っていることを考慮する必要があります。

 

次に、実際に書類選考や面接選考をしている身からすると、JFEスチールは「業界トップ水準(ほぼ最大手企業)」の社格ではあるものの、年功序列により「育っていない若手が多い会社」というイメージがある。

社格としては他の日系最大手グローバル企業、例えばトヨタやソニーと同じなのかもしれないが、転職市場での市場価値はそれらよりやや低いというのが現実だと思う。

 

厳しいコメントになるが、日本製鉄、JFEスチール等からの転職者を見ている人事のプロとしては、以下の感覚を持っている。

  • 別の最大手企業にも行けるし、ベンチャーやコンサルにも入れる。入れるのだが、他の最大手企業からの転職と比べると少しハードルがある
  • 特に、JFEスチールにいた期間が長ければ長いほど、他で通用しなくなる。脱出するなら早め

 

鉄鋼業界にいるのであれば、脱出までのスピードが勝負である。

JFEスチールを辞める可能性があるのであれば、今すぐにゆるゆる転職を始めるべきだと、筆者は思う。

>>転職がめんどくさいという方へ。ゆるゆる転職のススメ。

 

【進路】JFEスチール社員の方が選ぶべき転職エージェント・転職サイト

JFEスチール社員に限ったことではないが、希望する進路によって、選ぶべき転職エージェントや転職サイトは異なる。

 

齋藤
転職志望先の企業によって、使うべき転職エージェント(や転職サイト)が決まる」ということです。
例えば、「JFEスチール社員だからこのエージェント」ではなく、「同じ大手日系企業に入りたい人なら、大手企業を得意とするこのエージェント」のように決まります。

 

転職エージェント選びを軽視している人も多いが、彼ら・彼女らは転職が成功するか失敗するかを決める重要なパートナーである。

 

齋藤
良い転職エージェントと出会えるかどうかで、年収だけでなくキャリアまでもが大きく変わります。
それはつまり、人生が変わるということです。

 

良い転職エージェントの条件や出会い方については、「転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで」に全て書いたので参考にしていただければと思う。

大きくは以下の4つに分かれるであろう転職希望先別に解説しているので、参考になるだろう。

  1. 大企業への転職を希望
  2. 中小企業への転職を希望
  3. ベンチャー企業への転職を希望
  4. 外資系企業への転職を希望

 

まとめ

JFEスチールを辞めたいのであれば、早く辞めた方がいい。特にあなたが優秀だったり、若手だったりするのであれば尚更である。

 

齋藤
当サイト「人事参謀」では、普段は煽るようなことは言いませんが、鉄鋼業界については別です。
業界に将来性がないので、JFEスチールのみならず、日本製鉄であっても辞めた方がいいと思っています。

 

今すぐに一歩目を踏み出したいという方は、こちらの記事を参考にしてほしい。

参考>>転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで

 

一歩目を踏み出すべきか、ためらっている方はこちらを見てほしい。

参考>>転職がめんどくさいという方へ。ゆるゆる転職のススメ。

 

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