わざと残業する人

わざと残業する人の心理、対処方法、末路を人事プロが解説

悩めるビジネスウーマン
職場にわざと残業する人がいます。正直に言って、ずるいと思います。
それだけならまだしも、その人のせいで真面目に仕事をしている人が帰りにくい雰囲気になっており、邪魔です。
わざと残業する人の心理はどうなっているのでしょうか?また、こういう人にはどう対処すればよいのでしょうか?

 

今回のテーマは「わざと残業する人の心理、対処方法、末路」である。

結論から申し上げると「今後の競争社会において、わざと残業する人の末路は悲惨である。本記事では、わざと残業する人の心理や対処方法を含め、網羅的に解説していく」という内容になっている。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 自身の4回の転職経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、コンサルティングファームまで経験)
  • トップティアの外資系戦略コンサルティングファームを含む、数々の難関企業の選考に自身が合格してきた経験
  • 人事マネージャーとして多数の候補者の面接を行った、面接官としての経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェント・転職サイトと契約し、ダイレクトスカウトを含め採用を指揮・実施した経験
  • 転職により、30代前半で東証一部上場企業の人事執行役員/年収1800万に至った経験

 

この記事を読むことで、わざと残業する人の末路や対処法が分かり、今までよりストレスを減らしつつ働けるようになるだろう。

 

結論

まず本記事の結論を記載しておく。

箇条書きで記載しているため、詳細は本文中で確認していただきたい。

 

わざと残業する人の心理は、以下の通りである。

  1. 残業代が欲しい
  2. 仕事が嫌いである
  3. 生産性が低すぎる
  4. 趣味や居場所がない
  5. 時間の重要性が分かっていない
  6. 評価されたい

 

わざと残業する人の末路は、以下の通りである。

  1. わざと残業していることがバレる
  2. 生産性が低いため、評価が落ちる
  3. その会社にしかいられなくなる
  4. 家庭が崩壊する

 

わざと残業する人への対処法は、以下の通りである。

  1. 上司に相談する
  2. 周囲に相談する
  3. 放置する
  4. 異動する・転職する

 

わざと残業する人の心理

わざと残業する人の心理は、以下の通りである。

  1. 残業代が欲しい
  2. 仕事が嫌いである
  3. 生産性が低すぎる
  4. 趣味や居場所がない
  5. 時間の重要性が分かっていない
  6. 評価されたい

 

上記の心理について、それぞれ解説していく。

 

残業代が欲しい

わざと残業する人の根底にある動機は、多くの場合、お金である。

残業代が欲しいがために、わざと残業をする。いわゆる、生活残業と言われる行為である。

 

基本給(月給)が高くなった中高年のヒラ社員は、残業代だけでかなりの金額を稼ぐことが出来る。

既にマネージャーになっている同期には及ばないながらも、どうにか残業代で補填しようとあがくのである。

 

齋藤
残業代が出ないマネージャーや、裁量労働制の適用者もいます。
そういった方がわざと残業している場合には、別の理由が考えられます。

 

仕事が嫌いである

仕事が嫌いなため、ダラダラ仕事をするタイプもいる。

このタイプの人間からは仕事に集中するという習慣が失われているため、時間外労働の常連となっている。

 

生産性が低すぎる

残業代が欲しいわけでも、仕事が嫌いなわけでもないのにいつも残業している人もいる。

生産性が低すぎるタイプである。

 

このタイプの人間は、仕事において無駄なプロセスを作りだしたり、必要以上に丁寧にやったりするため、他人より圧倒的に生産性が低い。

本人からすると「自分は仕事が多いから残業している」と思っているが、周りからは「わざと残業している」と思われがちである。

 

趣味や居場所がない

趣味がない人や、家庭に居場所がない人は、わざと残業しがちである。

他の人がやりたいと思っている趣味、家族との時間、こういったものに対する優先度が全くないため、結果的に労働時間に制限がかからない。

 

労働時間に制限をかけられないため、夜まで働くのが普通だと考えて、一日の仕事を定時の8時間ではなく10~12時間をかけて終わらせるイメージでダラダラ働く。

本人には悪気がないことが多いが、結果としては「わざと残業している」ことになる。

 

時間の重要性が分かっていない

もし趣味や家庭内の居場所がなくても、独身であっても、副業や家事に時間を使うことは出来る。

リフレッシュのためにネットサーフィンや読書をする、ゆっくりと風呂に入る、早めに眠る、こういったことをやってもいいわけである。

 

結局、わざと残業している人は根本的に時間の重要性が分かっていないのである。

 

評価されたい

「残業する人間が偉い」と思っている上司がいる場合、わざと残業する人は増える。

なぜなら、「評価されたい」と思っている人が、高い評価を得るためにわざと残業し始めるからである。

 

評価されたいと思うこと自体は普通だが、残業という手段でそれを達成しようとするのは時代遅れである。

 

齋藤
とはいえ、最大の問題はそれを評価してしまう上司にあります。

 

わざと残業する人の末路

わざと残業する人に苦しめられている人の中には、わざと残業する人の末路が気になるという方もいるだろう。

筆者は人事経験から、わざと残業する人の末路を見てきているため、記載しておく。

 

わざと残業する人の末路は、以下の通りである。

  1. わざと残業していることがバレる
  2. 生産性が低いため、評価が落ちる
  3. その会社にしかいられなくなる
  4. 家庭が崩壊する

 

上記の末路について、それぞれ解説していく。

 

わざと残業していることがバレる

分かりやすいケースで言うと、生活残業がバレてしまい、上司に怒られて残業できなくなる

 

このケースでは、無駄な残業が出来なくなるだけではなく、評価も落ち、さらにずるいヤツとしてのレッテルも張られることになる。

そのため、場合によっては職場にいづらくなる人も出てくる。

 

生産性が低いため、評価が落ちる

わざと残業する人は、生産性が低い。

生産性とは、一定時間内での成果である。残業代が出ている/出ていないにかかわらず、残業しているのであれば残業分も含めて成果を出す必要がある。

 

しかし、わざと残業する人は、定時まではダラダラと働いていることが多いため、生産性で測った成果は悲惨なものになる。

よって、仮にわざと残業していることがバレなかったとしても、人事評価(査定)は低いものとなる。

 

齋藤
生産性(時間当たりの成果)を明示的に人事評価に取り入れている会社は、多くはありません。
しかし、マネージャーの多くが意識している指標ですし、今後はさらに強く意識され、場合によっては評価項目に入ってくるでしょう。

 

その会社にしかいられなくなる

わざと残業するというのは、一般的には非常識である。働き方改革の流れの中で、生活残業は今までよりもさらに非常識になってきている。

まだ通用する会社、通用する上司はいるかもしれないが、それは「ダメなレアケース」になってきているのである。

 

よって、「わざと残業する」というグローバルスタンダードと真逆の働き方をしている人間は、その会社以外では働けなくなっていく

会社どころか、上司が変わるだけで全く認められない人間になることもある。

 

家庭が崩壊する

わざと残業する人に家庭がある場合、その人にとっての家庭の優先順位は相当低いことが推測できる。

そういった人間の家庭は崩壊していくか、いずれ崩壊する。

 

熟年離婚という言葉が流行ったことがあるが、筆者の知る限り、定年退職後に離婚を切り出される男性サラリーマンは多い。

わざと残業するような働き方をしてきた場合、そうなってしまう可能性はより高くなる。

 

わざと残業する人への対処法

わざと残業する人への対処法は、以下の通りである。

  1. 上司に相談する
  2. 周囲に相談する
  3. 放置する
  4. 異動する・転職する

 

上記の対処法について、それぞれ解説していく。

 

上司に相談する

わざと残業する人に関する問題は、上司がまともであれば、上司に相談することで解決する。

無駄なコスト(残業代)の抑制は上司の仕事の一つであるし、わざと残業していることにより周囲に悪影響があるのであれば、その解決も上司の仕事である。

 

実際には、まともな上司のもとでわざと残業する人がのうのうと過ごすことはないので、上司に相談しても無駄だと思う人もいるだろう。

その場合、上司の上司人事部門も相談先として考えてほしい。特に、人事部門への相談であれば、あなたからの相談であるということを本人や上司に隠すことも出来る。

 

周囲に相談する

あなたと同じく「わざと残業する人」に問題意識を持つまともな同僚がいれば、同僚に相談するというのも手である。

特に、職場に頼りになる先輩がいる場合には有効な手であり、その先輩が上司や関係者に掛け合ってくれる場合がある。

 

わざと残業する人に反感を抱く人間が増えれば増えるほど、その問題は解決しやすくなっていく。

 

放置する

もし心情的に可能なのであれば、徹底的に放置するのが良い。

本来、他人の無駄な残業(生活残業)を止めたとしても、あなたの利益にはならない。解決に動いたところで、最悪、あなたに「密告者」のようなレッテルが貼られる可能性もある。

 

心情的に可能であれば、この問題については放置が最善である。

もしあなたが上司であればその人に注意しなければならない場面だが、その上司までもが放置しているのならば、あなたに解決してあげる筋合いはない。

 

異動する・転職する

わざと残業する人にどうしても我慢が出来ず、ほかの手段では解決しなかった場合の最終手段は、職場を変えることである。

 

職場を変えるというと転職だと考える人が多いが、まずは異動を考えてみよう。異動であれば、転職よりも低リスクで嫌な人と離れることが出来る。

>>【転職はハイリスク】人事プロが教える、転職より前に検討すべき3つの選択肢

 

人事制度上、または何らかの理由により異動が出来ない方もいるだろう。その場合には、転職が有効な手段である。

 

一点、転職する際の注意事項を述べておく。

転職理由として「わざと残業する人に我慢が出来なかったから」と言ってしまうと、以下の点から不利になり易い。

  • 他人の問題に深入りする人間だと思われるリスクがある
  • 解決のために何をしたかについて深堀りされるリスクがある

 

よって、別の転職理由を用意しておくのが賢明だろう。

>>面接の転職理由、面接官に言ってもいいのはこの3つだけ【裏技あり】

 

この理由で転職する場合には、信頼できる転職エージェントに相談することも有効である。

現在では、わざと残業するような行為が許されない風土の会社も多い。優秀なエージェントであれば、まともな会社を紹介してくれるだろう。

>>転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで

 

まとめ

特にあなたが罰を与えようとしなくても、わざと残業する人の将来は暗い。

よって放置しても問題ないし、実際放置が最善解なのであるが、どうしても我慢できなければ本記事の対処法を用いると良い。

 

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