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配属ガチャ ハズレ

配属ガチャでハズレた!ハズレの理由と転職を含めた4つの対処法を人事プロが解説

悩めるビジネスパーソン

新卒で入った会社の、いわゆる「配属ガチャ」でハズレました。
希望の部署ではなかったことは仕方ないとしても、上司や先輩のやる気がなく、仕事自体もまったく面白くありません。
しかも、非効率な長時間労働です。こうはなりたくないという人ばかりで、早く抜け出さなきゃという想いでいっぱいです。
転職を考えていますが、転職に限らず、配属ガチャで外れた際の対処法を教えてください。

 

今回のテーマは「転職に限らない、配属ガチャで外れた際の対処法」である。

結論から申し上げると「配属ガチャでハズレたと感じるとすぐ転職を考える人が多いが、その対処法は転職を含めて5つほどある。配属ガチャでハズレと感じる8つの理由と合わせて解説していく」という内容になっている。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
  • 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
  • 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験

 

この記事を読むことで、配属ガチャでハズレをひいた際の対処法が網羅的に分かり、キャリアの第一歩でのつまづきを最小限に抑えることが出来るようになるだろう。

 

結論

まず、本記事の結論を記載しておく。

箇条書きで記載しているため、詳細は本文中で確認していただきたい。

 

配属ガチャがハズレたと感じる主な理由は、以下の8つである。

  1. 仕事がつまらない/雑務である/やりたい仕事ではない
  2. 上司や同僚に尊敬できる人、ロールモデルがいない
  3. 嫌な人間がいる/職場の人間関係が悪い
  4. 職種の将来性に不安がある
  5. ヒエラルキーがあり、自分の意見が受け入れられない
  6. 長時間労働またはホワイトすぎる
  7. 飲み会やイベントがくだらない/幹事をさせられる
  8. 地方勤務である

 

配属ガチャがハズレた場合の主な対処法は、以下の5つである。

  1. 第二新卒として転職する
  2. 不満を上司に伝える
  3. 異動希望を上司・人事に出す
  4. ハズレの原因のみにフォーカスして対処する
  5. 1年我慢してみる

 

【前提】配属ガチャとは

ほとんどの方はご存じだと思うが、まず配属ガチャとは何かについて、Wikipediaから引用しておこう。

配属ガチャ(はいぞくガチャ)とは、新入社員が希望する勤務地や職種に配属されるか分からないことを、カプセルトイの「ガチャガチャ」やソーシャルゲームの「ガチャ」になぞらえた俗語。

「運次第で引いてみないとわからない」といった不安な心境などを表し、学生を中心に主にインターネット上などで使われる。入社後の自分の運命が、「ガチャ」のように偶然によって決まってしまうことへの皮肉も込められた表現になっている。

出典:Wikipedia「配属ガチャ」

 

「配属ガチャ」と言いたがる若者を批判する風潮があるが、社会人最初の配属は実際に重要である。

順調にいけば役員クラスになれるポテンシャルの人間であっても、初期配属が悪すぎると、すぐに辞めてしまうことも、その才能が花開かないこともある。

ある職種では有能だという人が他の職種では無能だということも多い。適材適所は人事の基本であるが、これを最初から外されることのダメージは大きい

 

とは言え、配属ガチャで外れたらビジネスパーソンとしての人生が終了するわけではない

ドラッカーも言っているが、実は最初の配属はくじ引きであり、「アタリ」であったという人の方が少ない。本記事では、配属ガチャでハズレを引いた場合の対処法を網羅的に解説する。

最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確率は高くない。
しかも、得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を要する。

出典:P.F.ドラッカー「非営利組織の経営」

 

配属ガチャがハズレたと感じる主な理由8つ

配属ガチャがハズレたと感じる主な理由は、以下の8つである。

  1. 仕事がつまらない/雑務である/やりたい仕事ではない
  2. 上司や同僚に尊敬できる人、ロールモデルがいない
  3. 嫌な人間がいる/職場の人間関係が悪い
  4. 職種の将来性に不安がある
  5. ヒエラルキーがあり、自分の意見が受け入れられない
  6. 長時間労働またはホワイトすぎる
  7. 飲み会やイベントがくだらない/幹事をさせられる
  8. 地方勤務である

 

齋藤
配属ガチャでハズレたと感じる理由は多様です。
ご自身が最もよく分かっていると思うので、これらの理由については、簡潔な解説に留めます。

 

仕事がつまらない/雑務である/やりたい仕事ではない

言うまでもないことだが、仕事において業務内容は非常に重要である。

業務内容としてやりたい仕事ではなかったり、誰にでも出来るような雑務であったりすると、配属ガチャでハズレたと感じやすい。

 

上司や同僚に尊敬できる人、ロールモデルがいない

特に若手の育成において、上司の果たす役割は大きい。

人事として見てきた限り、ビジネスパーソンとして成功した人物の多くが、どこかで「大当たり」の上司と当たっている。最初にそれを引けるかどうかは、大きな差を生むと言える。

 

嫌な人間がいる/職場の人間関係が悪い

そもそも出社したくないような職場であるということもある。

出社したくないような職場にも色々あるが、職場の人間関係が悪かったり、自分に対して嫌な言動をする人物がいる、というのは典型的である。

 

新人はヒエラルキーの最底辺に置かれがちであるため、嫌な人物のストレス解消のはけ口にされることもよくある。

 

職種の将来性に不安がある

希望の職種に就かせて欲しいとまでは言わないが、将来性のない職種だけはごめんだという人は多いだろう。

実際、AIの台頭などで「10年後には消えている職種」と言われている職種は多数ある。本当に消えるのかどうかは置いておいて、そう言われている職種に配属されるのは嫌だと感じるだろう。

 

ヒエラルキーがあり、自分の意見が受け入れられない

先ほども言った通り、新人はヒエラルキーの最底辺に置かれがちである。

職場によっては自分の意見が全く受け入れられないということもありうる。別の職場に配属された同期は意見を聞き入れられていることもあり、その場合には配属ガチャに外れたと感じるはずである。

 

長時間労働またはホワイトすぎる

シンプルではあるが、ブラックな労働環境の職場はハズレと感じるだろう。

また逆に、昨今の働き方改革により、残業が許されず、あまり負荷をかけてもらえない職場(≒ホワイトすぎて成長できない職場)をハズレと感じる若手もいる。

>>仕事で成長できないので転職したい!知っておくべきことをプロが解説

 

飲み会やイベントがくだらない/幹事をさせられる

新人は飲み会やイベントにおいて幹事をさせられがちである。

そもそも飲み会やイベントがくだらないと考えている人間にとっては地獄であり、仕事ですらないことで苦痛を強いられるため、「大ハズレ」と感じることは間違いない。

 

地方勤務である

地方勤務(地方配属)になった場合、それだけで配属ガチャに外れたと感じる人は多い。

特に営業職では、首都圏に配属されるか地方に配属されるかは大きな関心ごとである。

 

配属ガチャがハズレた場合の主な対処法5つ

配属ガチャがハズレた場合の主な対処法は、以下の5つである。

  1. 第二新卒として転職する
  2. 不満を上司に伝える
  3. 異動希望を上司・人事に出す
  4. ハズレの原因のみにフォーカスして対処する
  5. 1年我慢してみる

 

第二新卒として転職する

配属ガチャがハズレた場合のメインの対処法と考えられているのが転職である。

実際、転職は「ほぼ全ての辞めたいと思う理由(退職理由)」を解決できる可能性がある、唯一の手段である。

 

配属ガチャでハズレを引いたという理由で転職する場合には、いわゆる第二新卒としての転職になる。

とはいえ、転職にはリスクがあるため、本記事で紹介する他の4つの対処法が「どれも使えない」と感じた場合に転職を選ぶべきである。

>>【転職はハイリスク】人事プロが教える、転職より前に検討すべき3つの選択肢

 

不満を上司に伝える

配属ガチャで外れたと感じる理由が明確であれば、それを上司に伝えるというのも一つの手である。

新人にいきなり辞められるのは、会社にとっても上司にとっても大ダメージである。告げられた理由にもよるが、上司がまともであれば何らかの対策を講じるはずである。

 

齋藤
新社会人からすると解決不可能と感じる問題であっても、上司であれば解決できる可能性もあります。
上司には人事権があり、例えばあなたをいじめるお局様を左遷する(別の部署に飛ばす)ことも出来るのです。

 

異動希望を上司・人事に出す

昨今は人手不足が叫ばれている。特に、若手不足は深刻である。

若手の中でも最も若手であるあなたは、会社からすると非常に重要な存在である。よって、辞められてしまうよりは異動希望を受け入れることを選ぶ会社も多い

 

辞めるよりも先に、異動希望を上司に出すことがおすすめである。

ちなみに、上司自体が配属ガチャのハズレの理由そのもの(≒辞めたい原因)である場合には、人事に相談して異動希望を出すこともできる。

 

ハズレの原因のみにフォーカスして対処する

配属ガチャでハズレたと感じる理由が明確であれば、その原因にのみフォーカスして対処することも出来る。

例えばであるが、自分にだけ冷たい人間がいる場合には、以下の記事のような対処法がある。

>>職場で自分にだけ冷たい人の理由と対策を人事プロが解説

 

上記は一例であり、実際には職場における様々な問題に対し、その問題に適した対処法がそれぞれ存在する。

詳しくは、本サイト「人事参謀」の、働き方・出世に関するカテゴリーを参考にしていただきたい。

>>働き方・出世

 

1年我慢してみる

我慢というと、根本的解決には至らない消極的なものだと考えている人は多い。

ただし、実際には我慢している間に状況が変化し、辞めたいと感じる原因がなくなっていることもまた多いのである。

 

配属ガチャがハズレたと思う原因にもよるが、転職や異動に踏み切れないのであれば、1年我慢してみて、1年後に状況が変わってなければ必ず転職する、と決めるのも手である。

「石の上にも3年」とも言われるが、3年も我慢できる人間はほとんどいないし、何より耐えるだけの3年は無駄である。我慢するなら1年までが妥当だろう。

 

齋藤
そもそも、我慢しても100%変わらなそうな原因なのであれば、この方法をとる必要はありません。

 

まとめ

配属ガチャでハズレを引く人は多い。

そういった人のほとんどがすぐに転職を考えてしまうが、転職には一定のリスクがあるため、転職以外の方法が難しい場合に転職するのがおすすめである。

 

また、配属ガチャがハズレたことを理由に転職する場合には、第二新卒専門の転職エージェントを使うことも重要である。

>>第二新卒・既卒・フリーター・ニート向け転職(就職)サイト・エージェントおすすめ厳選3つ+α

 

最後に、転職の成功を左右する転職サイトや転職エージェントについても触れておく。

 

転職サイトや転職エージェントは無数にあるが、それらを紹介するランキングやおすすめサイトの信憑性は低く、どのサイトに登録すべきか悩む方は多い。

自身が4度の転職を経て30代前半で年収1,800万を達成した経験も踏まえ、人事と転職のプロとしての結論を記載しておきたい。以下の3つの併用が最適解である。

  • リクナビNEXT ※ 中小企業も含め、日本最大級の公開求人を掲載
  • ビズリーチ ※ ベンチャー企業を中心に、他には掲載していない求人が豊富
  • JACリクルートメント ※ 大企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持

 

理由は、それぞれ「求人掲載型」「企業からのアプローチ型」「非公開求人を豊富に持つエージェント型」の最大手であり、相互に補完し合って最も効率的に多くの求人をカバーできる組み合わせとなっているためである。

 

なお、もし一つだけ選ぶのであれば、筆者自身が何度もお世話になっており、転職エージェントとしての売上高で日本一を誇るJACリクルートメントを推しておく。

 

ただしJACリクルートメントはベンチャー求人には弱いので、ベンチャー企業にも興味がある場合はビズリーチも混ぜておくと転職活動が安定する。

 

また、JACリクルートメントもビズリーチも「ややハイクラス・ミドルクラス向け」であることは事実なので、まだキャリアに自信がない場合はリクナビNEXTから入るのがおすすめだ。こちらは新卒入社直後から使える。

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