転職 成功させるには

転職を成功させるには、転職した後がカギ。転職直後にとるべき「6つの行動」

悩めるビジネスパーソン

現在40歳で、転職しようと思っています。
今までの転職経験は3回ですが、家族もおり、転職は負担も大きいので、次の転職を最後にしたいし、絶対に失敗したくないと考えています。

転職を確実に成功させるには、どのようなことに留意すればよいのでしょうか?
網羅的に教えて頂けますとありがたいです。

 

今回は、「転職を成功させるには」がテーマである。

質問者の希望通り、転職を成功させる方法(=失敗しないための対策)について、網羅的に記載していく。

 

齋藤
おそらく、日本に存在する「転職を成功させるための記事」の中で、最も本質的なものになっていると思います。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当ブログは以下の経験を持つ人事(転職や働き方を含む)のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 自分自身の4回の転職経験
  • トップティアの外資系戦略コンサルを含む、数々の難関企業の選考に自分自身が合格してきた経験
  • 人事マネージャーとして多数の候補者の面接を行った、面接官としての経験
  • 転職により、30代前半で東証一部上場企業の人事執行役員/年収1800万に至った経験

 

この記事を読むことで、シンプルに転職の成功率を飛躍的に上げることが出来るだろう。

 

【前提】そもそも転職の「成功」「失敗」とは?失敗する要因とは?

成功を確実にするための前提として、そもそも転職の「成功」「失敗」とは何だろうか?

成功と失敗の定義は色々とあり得るが、本記事ではシンプルに行こう。

 

  • あなたが転職後の一定期間(1~2年)を経て、成功と感じた転職が成功
  • 逆に、失敗と感じていれば失敗

としたい。

 

それでは、どういう時に失敗と感じるのか?

それは、以下の3つに分類できる。逆に言えば、この3つを避ければ、転職に成功できる

 

  1. 転職先の会社に問題がある場合(会社選びや転職エージェントに原因があった場合)
  2. 失敗しやすいパターンの転職をしてしまった場合(転職の進め方に原因があった場合)
  3. 転職した後に、新しい仕事内容や人間関係に馴染めなかった場合(自身の転職後の動きに原因があった場合)

 

多くの人は①や②、つまり「転職前に、転職先の選び方や転職活動で失敗してしまったのだ」と思う。

ただし、実際には③、つまり「転職後」の行動によって転職に失敗している事例も多い。

 

①(会社選びや転職エージェントに原因があった場合)であるという確信があれば「人がどんどん辞めていく会社にありがちな「7つの社風」とは」を参考にしてほしい。

ここに、転職が失敗となりやすい会社の特徴を書いておいた。

 

齋藤
また、「転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで」は当サイトでも最も読まれている記事の一つです。
良いエージェントに巡り合えていない方は、必見です。

 

②(転職の進め方に原因があった場合)であるという確信があれば「転職に失敗したらどうなる?どうすればいい?人事のプロが本音で解説」をご覧いただきたい。

ここに、転職の進め方について失敗しやすいパターンを書いておいた。

 

③(自身の転職後の動きに原因があった場合)である可能性、または、③も原因の一部だと感じられる方は、ぜひこの記事の続きをお読みいただきたい。

この記事はあなたのために書いたからである。

 

【結論】転職後にこの「6つの行動」に注力せよ

「転職後」の行動によって転職に失敗している事例は多い、と述べた。

結論から申し上げると、転職後の行動では、以下の「6つの行動」に注力するのがおすすめだ。

 

  1. ビジネスのキャッチアップよりも先に、風土に馴染むことに全力を注ぐ
  2. 人間関係を把握し、主流派に属する
  3. 過去のチャットや共有フォルダを見る
  4. 転職直後のパフォーマンスは120%を出しきる
  5. ハネムーン期、失望期、ニュートラル期のサイクルを意識する
  6. 自分と周囲の力量差がある分野で力を示す

 

【根拠と具体策を解説】転職を成功させる「6つの行動」とは

なぜ転職後に「6つの行動」をするべきなのか、ここから根拠とその内容(具体策)について解説していく。

 

【1】ビジネスのキャッチアップよりも先に、風土に馴染むことに全力を注ぐ

筆者は人事として、数百の転職を見てきた。

転職が上手くいかない原因は、「仕事についていけない」ことよりも、「風土や人間関係に適応できない」ことであるケースが圧倒的に多い。

 

齋藤
6つの行動の中でも、この項目が最重要です。

 

転職直後のあなたは、異分子である。

現在の調和を乱す人物でないかどうか、自分にとって不利益になる人物でないかどうか、周囲の社員は警戒し様子をうかがっている。

 

基本的に、転職後はビジネス上のキャッチアップ(適応)より、社風や人間関係上のキャッチアップに注力したほうが良い。

具体的には、以下のような行動である。

  • 違和感のある業務フローの改善提案や、デキない人物への指摘などについて、少なくとも3か月は控える
  • 部署の同僚の名前を全て憶える
  • 始めのうちは、参加できる飲み会に全て参加しておく
  • 「その組織における正解」が分からないうちは主張しすぎない、「べき論」を話さない
  • 発言はしつつも、目立ちすぎようとしない

 

【2】人間関係を把握し、主流派に属する

人間関係は重要だ。

その中でも、素早く仲間と認めてもらい、居心地よく過ごすためには、力のある人と仲良くなることが重要だ。

 

齋藤
嫌らしい話に聞こえるかもしれませんが、非常に重要です。
極端な話、ワンマン企業で社長と上手くいかなければ、どんなに実力があっても転職に失敗します。

 

転職後は、速やかに人間関係を把握し、影響力のあるグループや人物を見極めよう

そのグループや人物と出来る限り多くの交流を持ち、立場が許せば定期的な1on1ミーティングを持ち、困ったことは相談してみよう。

 

力のある人と仲良くなる、と言われても立場によっては難しい場合もあるだろう。

その場合には、力のある人に「インプットしてくれる人」をまず見極めることを意識すると良い。

 

【3】過去のチャットや共有フォルダを見る

ビジネス上のキャッチアップ(適応)より、社風や人間関係上のキャッチアップに注力したほうが良いと述べた。

そうはいっても、ビジネス上のキャッチアップも必要である。

 

必ずやっておきたいのが、新しく入った企業やその部署において「正解」とされるコミュニケーションの取り方や、資料の完成イメージの把握である。

 

ツールにもよるが、メールだけでなくチャットツール(TeamsやSlack等)を用いている会社では、過去のコミュニケーションが残っている場合がある。

過去の資料についても、共有フォルダや共有ツール(git等)に残っている会社が多いだろう。

 

齋藤
転職直後には、出身企業で得た「職種特有」「業種特有」の知識はあっても、その転職先の「企業特有」の知識はないかと思います。

 

過去のコミュニケーションや資料の探索は、企業特有の知識を仕入れると同時に、その企業のお作法・マナーを知ることが出来る良い方法である。

 

【4】転職直後のパフォーマンスは120%を出しきる

嫌な気分になるかもしれないが、転職直後は、周囲から一挙手一投足が見られていると思ってよい。

 

「こいつはすごい」「こいつは馬鹿」、こういったことが(口にはしないが)全て評価されている。

そして、一度貼られた「仕事ができる」「仕事が出来ない」というレッテルは簡単に張り替えることが出来ないのだ。

 

齋藤
特に、転職から3か月間程度のミーティングは、相当準備して発言した方がいいでしょう。

 

無理(過剰な努力)というものは続かないので、「無理をする」時期は厳選する必要がある。

そして、その無理をするべき数少ない時期の一つが「転職直後」なのである。

 

【5】ハネムーン期、失望期、ニュートラル期のサイクルを意識する

転職後には、「失敗したかも」と感じやすい時期が存在する。

この時期に、自分で失望してすぐに辞めてしまうという失敗ケースも多い。

 

転職後には、一般的に以下のようなサイクル(順番)で気分が移り変わることが多い。

  1. 転職直後で士気も高く、良いところばかりが見える「ハネムーン期」
  2. ハネムーンから現実に戻り、逆に悪いところばかりが見える「失望期」
  3. 良いところ、悪いところが双方、冷静に見えるようになる「ニュートラル期」

 

「ハネムーン期」や「失望期」の長さは人によるが、多くの場合2~4か月程度である。

つまり、入社してから3か月~6か月くらいで「辞めたい」と思った場合には、「失望期」にいるために辞めたくなってしまっている可能性がある。

 

齋藤
このサイクルを知っておくと、あと少しで「ニュートラル期」だったのに辞めてしまう、ということが少なくなるかと思います。

 

【6】自分と周囲の力量差がある分野で力を示す

転職者として、「転職してきてくれてよかった」と思ってもらうため、自分の力を示すことは重要である。

その際には、自分と周囲の力量差がある分野を見つけると良い。

 

転職すると、「この会社の人は○○は得意だけど、△△は苦手な人が多いな・・・」と感じることがあるかと思う。

それは会社によって異なる、「その会社で鍛えられるスキルの差」である可能性が多い。

 

これは多種多様である。一例ではあるが、以下のようなものである。

  • 企画力・発想力
  • パワポ力
  • 飲み会の幹事スキル
  • プロセス思考
  • クリティカルシンキング
  • 他人をモチベートする力

 

齋藤
例えば、トヨタの人事がソニーの人事に転職したら、「ソニーの人はパワポスキルや発想力は得意だけど、トヨタに比べて仕組み化や改善が苦手な人が多いな・・・」と感じると思います。

 

会社の違いというのは「社風」のような曖昧なものだけではなく、具体的な「スキル」にも表れるものなのである。

転職直後の力の見せ方として、この「前職と現職で鍛えられるスキルの差」を意識するとよいだろう。

 

まとめ

転職が成功しない理由には「転職前のミス」と「転職後のミス」があり、意外に後者、つまり転職後のミスが多い。

本記事で解説した転職したらとるべき「6つの行動」を知り、転職後に「転職の結果を、自力で成功に変えていく」ことが重要である。

【厳選3つ】転職サイトの最適解

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