JACリクルートメントの求人の年収帯は、どのくらいでしょうか?
ハイクラスに特化しているようですが、年収が600万円以上でないと登録しても意味がないのでしょうか?
今回のテーマは「JACリクルートメントの年収」である。
JACリクルートメントの年収に関する問いは、大きく以下の2つに分かれるため、本記事ではどちらも解説する。
- JACリクルートメントが、転職エージェントとして扱う求人の年収帯(年収レンジ)はどれくらいか。どの程度の年収の人が登録すべきなのか
- JACリクルートメントの社員(転職エージェント)の年収はどれくらいか
JACリクルートメントの評判について網羅的に知りたい方は、以下の記事をお読みいただければと思います。
初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。
筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。
- 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
- 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
- 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
- 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験
この記事を読むことで、JACリクルートメントが扱う求人の年収レンジ、およびJACの転職エージェントの年収が分かる。
結論
まず、以下双方の問いについて結論を書く。
- JACリクルートメントが、転職エージェントとして扱う求人の年収帯(年収レンジ)はどれくらいか。どの程度の年収の人が登録すべきなのか
- JACリクルートメントの社員(転職エージェント)の年収はどれくらいか
まず①だが、JACリクルートメントが扱う求人の年収レンジの下限は、500万円である。しかも、500万円程度の求人は非常に多い。
「転職後」に500万円であることからすると、「転職前」つまり登録時には年収400万円程度、つまり第二新卒クラスからの転職でも構わないということである。
次に②だが、JACリクルートメントの社員の平均年収は概ね800万円程度である。
ただし、この年収にはバックオフィス系職種も含まれることを考えると、転職エージェントとしてJACに勤めた場合の平均は、もう少し上だろう。
20代から1,000万稼ぐ人もそれなりにいます。
本記事の結論は以上である。
これ以降では、もう少し詳細に「上記の結論のように言い切れる理由」を解説していく。
JACリクルートメントが扱う求人の年収帯(年収レンジ)はどれくらいか。どの程度の年収の人が登録すべきなのか
JACリクルートメントが扱う求人の年収レンジの下限は、500万円である。
このことは、JACリクルートメントの公式サイトを見れば分かる。
JACリクルートメントのサイトには求人検索機能があり、社名が分からない形で求人の概要と年収レンジを知ることが出来る。
筆者の見たところ、その中で多用されている下限レンジが「500万円~800万円」というものであり、JACでは扱う年収の下限を500万円としていると思われる。
ただし「下限」とはいえ、「500万円」という数字が出て来る求人は非常に多く、ざっと3割程度である。
読者もご存知の通り、「500~800万円」という求人では、会社の本音では「500~600万円くらいで雇えたら有難い」と思っている。
さらに、求人自体が「500万円」だとすると、転職前の年収はそれより低いケースの方が多い。
そういった事情も踏まえると、JACリクルートメントを応募する際の年収下限は「400万円程度」だと考えられる。
ハイクラス・ミドルクラス専門とうたってはいるが、実際の門戸はかなり広く開かれていると思っていいだろう。
実際、2ch(現在の5ch)におけるJACリクルートメントのスレッドにも、以下のような口コミがあった。
64名無しさん@引く手あまた2017/04/15(土) 22:32:23.78ID:UBVRsUnM0
第二新卒だが良案件ドカスカよこしてくれる。
ここで評判悪いのびっくり。
83名無しさん@引く手あまた2017/05/12(金) 21:54:36.85ID:aq42f4i20
JACは第二新卒しか興味ないから。
売れる奴しか相手にしてくれない。
後者は批判の意図なのだが、JACリクルートメントに批判的な人間であっても第二新卒求人に強いということは認めている。
以上より、繰り返しになるが、JACリクルートメントが扱う求人の年収帯についての結論は以下である。
- JACリクルートメントが扱う求人の年収帯(年収レンジ)は、500万円~1500万円くらいまで
- 1500万円と聞くと尻込みする人も多いが、実際には500万円程度の求人がかなり多く、第二新卒にも評判が良い
- 転職後に500万円であることを考えると、登録時の最低年収は「400万円」程度であり、間口は広い
JACリクルートメントの社員(転職エージェント)の年収はどれくらいか
JACリクルートメントは上場しているため、社員(転職エージェント)の年収は有価証券報告書に記載がある。
2021年度の平均年収は800.0万円である。
ちなみに2020年度は834.3万円、2019年度は837.0万円となっており、概ね800万円程度の年収だと思っておけば間違いないだろう。
ただし、実際にはJACリクルートメントには転職エージェントだけではなく、バックオフィス系職種もいる。
そう考えると、転職エージェントとしてJACに在籍していれば、平均して800万円よりも少し高い年収が期待できるだろう。
筆者がJACリクルートメントのエージェント自身に聞いたので間違いないが、出来るエージェントであれば20代から1000万越えは普通の世界である。
以下、評判・口コミサイトであるOpenWork(旧・Vorkers)から、JACリクルートメント社員のコメントをいくつか抜粋しておく。
インセンティブの割合が比較的高く、成果さえ出せば同年代の平均水準以上の年収が見込める。
例えば、20代で1000万円以上もありうる。
数字をあげられるかどうか。継続的に上げつつ、勤務態度も良好であれば順当に昇進していける。
20代で1000万もらっている人も間近にいる。3年前に入社して年収が倍近くなっている人もいる。
引用元:OpenWork
まとめ
転職エージェントとしてJACリクルートメントが扱う求人は、年収500万円程度からハイクラスまで非常に幅広い。
そのため、年収400万円程度の方からハイクラス・エグゼクティブクラスまで、ほぼ全ての年収レンジで利用価値がある。
もし、現年収の低さがネックでJACリクルートメントの利用をためらっている場合は、その心配は無用だと分かっていただけたかと思う。
JACリクルートメントに限らず、基本的にエージェントは利用無料なので、使い倒すのが正解なのである。