楽天 辞めたい

楽天(楽天グループ)を辞めたい方の教科書|退職理由や後悔、市場価値や転職方向性まで

悩めるビジネスウーマン
現在28歳で、楽天(楽天グループ株式会社)でマーケティングをやっています。
元々は総合系コンサルにいたのですが、事業会社として楽天を選び、転職しました。
業務としては面白いのですが、「朝会(全社会議)」等のイベントや体育会系の雰囲気に慣れず、基本的に社員同士(特に上司→部下)のリスペクトがなくて辛いです。
転職を考えているのですが、楽天はコンサルから唯一給与を下げず転職できた事業会社なので、簡単に辞めてしまってよいものか悩んでいます。
楽天を辞めて後悔しないのかや、楽天後の市場価値、今後の転職の方向性についてなど、アドバイス頂けると有難いです。

 

最初にことわっておくと、筆者自身は楽天にいたことはない。

ないのだが、楽天の面接を受け、オファーを受けたことはある。さらに、楽天出身の方を面接したり、楽天出身の同僚を持ったりした経験も多い。

 

その中で、楽天の人材回転率(=入社数と退職数)の高さを目の当たりにし、「楽天を辞めたい」と思っている方や、その方が「辞めた後どうなったか」を割と多く見てきた方だと思う。

こういった経験から、今回は「アクセンチュアを辞めたい方の教科書」に続き、「楽天(楽天グループ)を辞めたい方の教科書」と題して退職理由や辞めた後の後悔、市場価値や転職の方向性までを記載していく。

 

いつも通り、人事プロフェッショナルとしての経験をベースに、楽天からのオファー経験、楽天出身者の面接を多数行ってきた経験等を加味して記載する。

 

齋藤
2022年現在、楽天(楽天株式会社)は「楽天グループ株式会社」と名前を変えています。

 

楽天(楽天グループ)を辞めたい人は多く、辞めざるを得なくなった人も多い

アクセンチュアもそうだったが、楽天(楽天グループ)も回転率が高い会社である。

体育会系、トップダウン、残業が多い、中途入社者が多い、と回転率が高い会社が満たす条件を揃えている。実際、平均勤続年数は4年程度である。

 

これらのことから、「楽天を辞めたい」という方はかなり多いと言えよう。

 

楽天にはコンサルからの転職者も多いが、こうした「コンサル→楽天組」の離職も多い。

体育会系×トップダウンが基本であるため、同調圧力や「上の言うことが絶対(○○さんが言ったから)」という考え方が強く、コンサルの特性である「自分の頭で考える」「誰が言ったかではなく、何を言ったかが重要」という考え方と合わず、退職者が続出しているものと思われる。

 

在籍者から「楽天の営業では、新卒の1/3が1年間で休職か退職した」という証言もあり、体力や精神に限界を迎え「辞めざるを得なくなった人」も多い会社である。

 

大企業らしく働き方改革も掲げているが、楽天の”働き方改革”という資料を見るに、残業時間の削減という概念が明確には含まれていないという、ややクセのあるコンセプトを打ち出している。

KKP(ケチケチプロジェクト)やMTGエコプロジェクト等、一般的な働き方改革というよりはコスト削減に近いものが目立つ。

 

人事の目から見ると、色々と言っているが要は「残業を減らす気はない」と外部に打ち出している、珍しい企業だと感じた。

楽天は今後も「辞めざるを得なくなった方」を多く出しそうな会社であり、(筆者を含む)いわゆるミレニアル世代や、Z世代には合わない人が多そうである。

 

齋藤
「楽天を辞めたい人」についての項目なので楽天の悪いところしか書いていませんが、良いところがないというわけではないので、ご容赦ください。

 

OpenWork(元・Vorkers)から見る楽天の退職理由

各企業の退職者による口コミ情報サイトであるOpenWork(元・Vorkers)には、現時点で1,293件の楽天(楽天グループ)の退職理由が記載されていた。

ここからサンプル抽出してみると、多い順に以下の退職理由となった。

 

  1. 組織風土・社風・文化と合わない
  2. 達成不可能な目標や働き方から、長期のキャリアを築けない・心身を壊した
  3. ベンチャーではなくなってきており、チャレンジが出来ない
  4. 労働時間と給与が見合わない(労働のコスパが低い)
  5. その他

 

上記のうち、際立って多かった「組織風土・社風・文化と合わない」はさらに以下の3つに細分化できる。

  • トップダウンで体育会系、宗教の様な文化
  • 社内政治や「誰が言ったか」を重視する風土
  • 社員を大切にしない社風(単に「人が合わない」を含む)

 

「組織風土・社風・文化と合わない」というのはよくある退職理由であり、実際、アクセンチュアの調査時も3番目に多い退職理由であった。

しかしながら、楽天では圧倒的に多い1位であり、かつ複数の理由に分かれている。多くの退職者が同じことを述べていることからも、かなり「クセのある」「人を選ぶ」会社であると推察できる。

 

齋藤
特に「社員を大切にしない社風」は恐ろしいですね。
楽天からの転職者(外国人)が楽天の社風について、「No one respect each other」と表現していたのを思い出しました。

 

また、アクセンチュアを調査した際には、最も多いものが「①業務負荷」であった。

これは楽天の「②達成不可能な目標や働き方から、長期のキャリアを築けない・心身を壊した」と似ていそうだが、楽天の方が表現が過激であることに注意したい。

 

齋藤
楽天でよく見られた「達成不可能」や「心身を壊した」という表現は、あまりアクセンチュアでは見ませんでした。
楽天の就業環境は、外資コンサルよりさらに厳しい(良くない)部分がありそうです。

 

③の「チャレンジが出来ない」以外はあまり前向きな退職理由とは言えず、多くの社員が「辛くて辞めた」もしくは「心身を壊して辞めた」のだろう、と思わざるを得ない結果となった。

 

楽天を辞めたら後悔するか

楽天を辞めたいという方の中には「辞めたら後悔するのか?」が気になる方もいるだろう。

ソニーに戻りたい人、トヨタに戻りたい人、三菱○○に戻りたい人、色々と見てきたが、筆者の知る限り、楽天に戻りたいという話は聞いたことがない。

 

Openwork(Vorkers)を見ると、比較的初期の楽天(ベンチャーだった頃の楽天)のメンバーが「やめた今も大好きな会社」と表現しているのが見られる。

しかしながら、最近の退職者は「宗教の様な文化が合わない」「達成不可能な目標を課された」「心身を壊した」などと痛烈な退職理由を述べており、楽天を辞めて後悔していそうな人はほぼいないという印象を受けた。

 

筆者自身の経験から、楽天を辞めて唯一後悔するとしたら、給与面ではないかと思う。

転職活動時、楽天は部下なしのマネージャーでも年収1,700万円以上のオファーができるということに驚いたことがある。

 

一般の事業会社だと、部下なしのポジションでその給与レンジを提示するのは難しいので、楽天の年収の柔軟さは非常に高いと感じた。

条件として給与第一だという方は、楽天以上の年収オファーが来た時にのみ転職すると良いだろう。

 

最後に、楽天は公式に出戻りキャンペーン(Rリターン採用)を用意している会社であり、万が一後悔した際に戻れる可能性も十分ある。

そういった意味で、「楽天を辞めて後悔する可能性は非常に低い。万が一後悔したとしても、出戻ればよい」と言えそうである。

 

楽天在籍中の転職活動が上手くいっていない人へ

ここで、もしかしたら「現在楽天に在籍しているが、転職活動が上手くいっていない」という方もいるかもしれない。

そういった方のためのTIPSをいくつかご紹介する。

 

齋藤
当てはまるものがない方は、スキップして(飛ばして)しまって大丈夫です。

 

楽天は大企業であり、入ってからの努力も求められる会社だ。

市場価値も高めではあるのだが、それでも面接であまりにも落ちてしまうとしたら、面接のポイントを知り、面接スキルを鍛えたほうがいいかもしれない。

面接官が不採用にした理由と対策7選【転職面接で見ているポイント】

 

楽天が嫌すぎて(辛すぎて)短期で離職したい(数か月~1年以内で辞めたい)という場合には、こちらの記事を参考にしてほしい。

【後悔】転職してすぐ転職する方法【人事が教える短期離職挽回法】

 

「元楽天」の市場価値と、辞めた後のキャリアの方向性

さて、気になる市場価値であるが、楽天出身者の市場価値を一言で言うと、「基本的には高め(だが、人による部分は大きい)」となる。

 

まず、大企業であり、(配属にもよるが)Web業界の適性もあるため、一定以上の市場価値はある。

さらに、「やり切る」ことを求められる文化であるため、大企業にありがちな「ぬるま湯で育った」社員は少なく、激務耐性がある方も多い。

 

よって、「楽天という職歴では転職できない」という会社はあまりないだろう。

 

その一方で、逆に「楽天だから優秀だろう」という見方をされることも多くはないというのが人事の率直な感覚である。

常に人材募集中の企業であり、新卒・転職ともに入社難易度はあまり高いとは言えない。

 

一例ではあるが、楽天から、ECという軸でAmazonに転職した人間も、マーケティングという軸でBCG(ボストンコンサルティンググループ)に転職した人間も知っている。

一方で、多くの会社で使い物にならないと判断され、筆者自身が面接で落とした方もいる。「その人次第」が他の企業以上に言える会社だと感じる。

 

齋藤
私が知っている範囲の話にはなりますが、楽天出身者のレベルは特に振れ幅が大きいと感じます。

 

次に「辞めてからのキャリアの方向性」についてだが、以前は起業する方が多かったと聞く。

実際に、ビズリーチの南 壮一郎氏、グリーの田中 良和氏、メルカリの山田 進太郎氏など、錚々たるメンバーが楽天出身である。

 

最近も起業する方は(一般的な事業会社と比べて)多いが、通常の転職者も増えてきた印象である。

その結果として、現在の楽天退職者は、以下のようにかなり分散された退職後の進路ポートフォリオを構成している。

 

  • 起業
  • 同業種で転職(楽天モバイル→通信大手、楽天EC事業→Amazonなど)
  • 同職種で転職(楽天グループ人事→ソフトバンク人事など)
  • コンサルに転職
  • その他(個人事業主や家業承継等さまざま)

 

上記のように、楽天を辞めた後の進路は「多様である」ということが特徴である。

進路で心配することはなく、自分のやりたい道に進むことが出来るだろう。

 

齋藤
実は、これはかなり特殊です。例えばですが、トヨタ自動車を辞めた後に起業したり、コンサルに転職したりする方は少ないです。
楽天はかなり「卒業後の選択肢が広い」会社だと言えそうです。

 

楽天(楽天グループ)の方が選ぶべき転職サイト

先ほど述べたが、楽天(楽天グループ)を辞めた後の進路は多岐に渡る。

 

そういった意味で、特に「選ぶべき転職サイト」などはない。

「ポストコンサル転職」のような特殊な転職でもないので、正直、どの転職サイトを使っても大丈夫だ。

 

大丈夫ではあるのだが、もう少しだけ情報を。

筆者自身が4度転職し、30代前半で年収1800万に至るまでに役立った転職サイトや転職エージェントを少しご紹介しておこう。

 

ビズリーチ

公式サイト:https://www.bizreach.jp/

 

もし登録していなければ、ビズリーチは有用である。

やや高年収帯の案件に集中しているが、楽天出身者であれば大丈夫だろう。

 

IT系/Web業界の求人も多く、楽天出身者とは親和性も高い。

ビズリーチはユーザーからも課金するビジネスモデルの珍しい転職サイトだが、楽天出身者であれば「プラチナスカウト」という無料で受けられるオファーが結構来るはずだ。

 

少なくとも筆者は無課金で良いオファーを多数もらっているので、おすすめである。

 

ビズリーチ 公式サイトはこちらをクリック

 

アクシスコンサルティング

公式サイト:https://www.axc.ne.jp/

 

先ほど述べたが、楽天からはコンサル転職する方も多い。

もしコンサルになりたいという希望があれば、コンサル業界への転職支援数No1のアクシスコンサルティングも登録して損はない。

 

アクシスコンサルティング 公式サイトはこちらをクリック

 

JACリクルートメント

公式サイト:http://www.jac-recruitment.jp/

 

JAC Recruitmentは、「エグゼクティブ層」「年収1000万以上」に強い転職サイトである。

より正確に言うと、外資系転職やグローバル企業(≒日系の一流大企業)への転職に強いサイトであり、必然的に年収帯は高めとなっている。

 

英語アレルギーの方にはおすすめしないが、英語が公用語となっている楽天出身者とは相性が良いサイトだと言える。

外資転職の教科書にも記載したが、外資系企業に興味があれば登録しておくべきサイトである。

 

JACリクルートメント 公式サイトはこちらをクリック

 

まとめ

元楽天の方の市場価値は高めであり、選択肢もこれ以上ないほどに広い。

その一方で「合わない」「辛い」と感じる方が多い会社なので、「辞めたい」と思ったらすぐに一歩目を踏み出すことをお勧めする。

 

すぐに一歩目を踏み出す元気があればこちら。

プロのおすすめ転職サイト。この3つだけで転職成功率を2倍に

 

そこまで急いでいなかったり、一歩目を踏み出す勇気や気力が足りなかったりする場合はこちらを参考にしていただければと思う。

転職がめんどくさいという方へ。ダラダラ転職のススメ。

【厳選3つ】転職サイトの最適解

おすすめ転職サイト

転職サイト(転職エージェント)は無数にあり、ランキングやおすすめサイトも信憑性が低く、どのサイトに登録すべきか悩む方は多い。

自身が4度の転職を経て30代前半で年収1,800万を達成した経験も踏まえ、人事と転職のプロとしての結論を記載しておきたい。以下の3つの併用が最適解である。

理由は、それぞれ「求人掲載型」「企業からのアプローチ型」「独占求人特化エージェント型」の最大手であり、相互に補完し合って最も効率的に多くの求人をカバーできる組み合わせとなっているためだ。

なお、もし一つだけ選ぶのであれば、何度もお世話になっており、日本最大級の非公開求人を保持するJACリクルートメントを推しておく。

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