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転職 書類選考 通らない 20代

20代で転職の書類選考に通らないのには明確なワケがある

悩めるビジネスパーソン

現在20代で、転職活動をしていますが、うまくいっていません。
面接以前に、書類選考に通らないのです。20代は、転職には有利と聞いたのですが…。
20代で転職の書類選考に通らない原因は何なのでしょうか?対策も教えていただけると助かります。

 

今回のテーマは「20代で転職の書類選考に通らない原因とその対策」である。

結論から申し上げると「20代は本来、書類選考において有利な年代である。よって、書類選考に通らないのには明確なワケがある。本記事では8つの原因と、それぞれの対策について網羅的に解説していく」という内容になっている。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
  • 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
  • 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験

 

この記事を読むことで20代なのにもかかわらず転職の書類選考に通らない理由が分かり、本記事の対策をとることで内定を勝ち取ることが出来るようになるだろう。

 

【前提】20代で転職の書類選考に通らない場合、明確なワケがある

実は以前、別の記事で書類選考の合否の基準について書いた。それは以下の通りである。

  • 面接選考では「明らかに良い人材を合格させる」
  • 書類選考では「明らかにダメな人材を落とす」

 

20代とはいえ、書類選考の合否を付ける基準(書類選考では明らかにダメな人材を落とす)は同じだ。

手厳しいようだが、書類選考にはよほど合わない場合しか落とさない。

 

齋藤
実際、筆者のような面接官からすると、条件を満たす可能性のある人材にはぜひ一度会いたくなるものです。

 

20代は本来、書類選考において有利な年代である。

以前、別の記事に書類選考で面接官が見る4つのポイント(下記)について書いたが、20代であれば最も重要な「年齢」の基準を満たしているはずだ。

  1. 年齢
  2. 学歴
  3. 職歴(社歴)
  4. 実績

 

つまり、20代で転職の書類選考に通らないのには(年齢以外の)明確なワケがあるのである。

これは厳しいことのように聞こえるかもしれないが、実は「その明確なワケをクリアすれば合格できる」とも言えるので、ある意味で分かりやすいとも言える。20代であれば、変えようがない「年齢」の条件をすでにクリアしているのである。

 

齋藤
本記事の中では、8つの「明確なワケ」について解説していきます。

 

結論

次に、本記事の結論を記載しておく。

箇条書きで記載しているため、詳細は本文中で確認していただきたい。

 

20代が転職の書類選考に通らない主な理由(原因)は、以下の通りである。本文中では、これらに対する対策についてもそれぞれ解説している。

  1. 自身の学歴・社歴から見て格上の企業を受けている
  2. 希少すぎる条件を出している
  3. 実績があまりにも平凡すぎる
  4. 20代なのに30代以上向けの求人に応募している
  5. 第二新卒および未経験なのに経験者向けの求人に応募している
  6. 20代にしては転職回数が多すぎる
  7. 担当エージェントが無能である
  8. 受験企業数が少なすぎる

 

20代で転職の書類選考に通らないときの原因8つとその対策

20代で転職の書類選考に通らないときの主な原因は、以下の8つである。

  1. 自身の学歴・社歴から見て格上の企業を受けている
  2. 実績があまりにも平凡すぎる
  3. 希少すぎる条件を出している
  4. 20代なのに30代以上向けの求人に応募している
  5. 第二新卒および未経験なのに経験者向けの求人に応募している
  6. 20代にしては転職回数が多すぎる
  7. 担当エージェントが無能である
  8. 受験企業数が少なすぎる

 

齋藤
上記の原因と、それぞれの対策について解説していきます。

 

自身の学歴・社歴から見て格上の企業を受けている

本項を一言で言いかえると、「高望み」である。

書類選考で面接官が見る4つのポイント(下記)を見ると、20代で書類選考に通らないということは、学歴や職歴(社歴)にNGが出されている可能性がある

  1. 年齢
  2. 学歴
  3. 職歴(社歴)
  4. 実績

 

当然であるが、どの程度の経歴(学歴・社歴)でOKを出すのかは企業のレベルによって異なる。

例えば三菱商事やソニーの合格ラインと、中小企業の合格ラインが全く異なることはお分かりいただけるかと思う。

自身の経歴から見て格上の企業を受けている場合には、書類選考に通らないことが続くだろう。

 

この対策は2つ、志望企業を見直すか、キャリアアップのためにステップを踏むかである。後者については以下の記事で解説しているので、必要に応じて参考にしてほしい。

>>キャリアアップするには?キャリアアップに必要な全プロセスを人事プロが解説

 

実績があまりにも平凡すぎる

20代であり、学歴や社歴も合格レベルであっても、実績があまりにも平凡すぎると落ちる。

実績まで詳細に目を通すかどうかは面接官次第だが、年齢・学歴・社歴が良いのに実績が平凡すぎると、逆に目立つ。

言葉を選ばず言うと、「良い学校や企業には入れたが、仕事はできないのか?経歴書に書く『一番アピールしたい実績』がこの程度だなんて…」と思われてしまうのである。

 

対策は、表面的なものと本質的なものの2つがある。

表面上、実績部分をもっとアピールできる書き方に変えるか、本質的に自分には実力が足りないのだと思って実績を作るかだ。

後者を目指す場合には、本サイトの「働き方・出世」カテゴリーを参照いただきたい。

>>働き方・出世

 

希少すぎる条件を出している

これは多いケースではないが、希少すぎる希望条件を出しているために受からないということもある。

筆者の知る限りだと、優秀な人が「完全リモートワークのみ」や「沖縄で年収800万以上」などを提示して中々見つからなかった例がある。

 

こういった条件を設定すると、(地域にもよるが)そもそも案件数が少ない。

その少ない案件も「より柔軟な条件を持つ他の候補者」にとられてしまうことが多く、書類選考に通らないこととなる。

 

この対策としては、自身の希望条件を考え直すしかないだろう。

 

20代なのに30代以上向けの求人に応募している

優秀な人が当てはまりがちなのが、この項目である。

年齢を気にする求人は多い。20代でないとダメという求人もあれば、20代はダメ(=求人票に書いてはいないが、30代以上限定)という求人もある。

 

例えば、マネージャーのポジションで、部下になる予定の人が30代だから「30代以上」と求人に書きたいが、年齢をあからさまに書くとまずいので書けない。

仕方なく20代の候補者は書類で落としている、ということもある。(このような例は、古臭い企業でよくある)

 

この原因で落とされている場合、あなたに責任は全くない。よって、防ぎようもない。

対策としては、より多くの求人を受けることである。一定数、候補者の方からすると知る由もない理由で落とされることはあるのである。

 

齋藤
今回は8つの原因に入れませんでしたが、「本当は男性が欲しい」「本当は女性が欲しい」という理由で落とされていることもあります。

 

第二新卒および未経験なのに経験者向けの求人に応募している

第二新卒(新卒から1~3年での転職)もしくは未経験なのに経験者向けの求人に応募してしまうと、基本的には落ちる。

「経験者向け」と書いてあっても経験者が採用できず、結果として未経験者が受かることもあるので一概にNGではないのだが、チャレンジ目的(=受かったらラッキー)以外ではやめておいた方がいいだろう。

 

対策は、求人票をよく見ることと、第二新卒・未経験向けのエージェントを使うことである。

前者について、求人票に「経験年数3年以上」などと書いてある場合、基本的には経験者以外は通らないと思ってよいのでよく見ておこう。

後者については、以下の記事を参考にしてほしい。

>>第二新卒・既卒・フリーター・ニート向け転職(就職)サイト・エージェントおすすめ厳選3つ+α

 

20代にしては転職回数が多すぎる

日系企業、かつ堅い業界だと、転職回数で切られている可能性がある。

2~3年に1回以上のペースで転職しているのであれば、これが原因かもしれない。

>>20代の転職回数は何回までOK?最大手の人事面接官が本音で回答

 

対策は、出来るだけ多くの企業を受けること。転職回数をどれだけ気にするかは会社にもよるし、社風にもよるし、面接官にもよるからである。

また、転職回数に寛容な外資系企業を視野に入れることも有効だ。

>>外資転職におすすめの転職サイト・エージェント厳選3つ+α

 

担当エージェントが無能である

転職エージェントというのは、転職させた人の年収の3割を手数料としてもらうビジネスである。

よって、年収が相対的に低い20代を担当しているエージェントは、駆け出しだったりイマイチだったりする可能性が高めである。

 

齋藤
優秀なエージェントであれば、年収の高い(=手数料の高い)ハイクラスを担当した方が儲かるからです。

 

また、20代向けに限らず、イマイチなエージェントはエージェントの判断で書類選考をNGとすることもある。

企業に書類を出さずに「これは無理だろう」と判断して、エージェントの社内で落とすという事例は多い。

 

対策は、転職エージェントの選び方を知ったうえで、複数のエージェントと付き合うことに尽きる。

>>転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで

 

受験企業数が少なすぎる

以前、筆者が「書類選考に全然通りません。どうしたらいいですか」という相談を受けた際、10社くらい落ちたのかと思いきや、2社落ちただけというケースがあった。

 

面接には相性がある。受験企業が少なすぎると、「たまたま相性が悪かった」が連続する確率は大きくなる。(2連続、3連続くらいなら普通にある)

この場合、ここまで解説してきた7つの原因にはまったく当てはまらないのに(=運が悪かっただけなのに)、「書類選考に通らない」と考えてしまうことになる。

 

この対策は当然、受験企業を増やすことなのだが、面接は相性が重要だということを理解することも大事である。

>>転職面接における相性とその対策【面接官に嫌われる?】

 

まとめ

20代で書類選考に通らない場合、その原因はある意味で分かりやすい。

しかも、この記事に書いてきた通り、対策として受験企業や転職エージェントを増やしたり、変えたりするだけで解決することも多い。

 

多様な転職サイト・エージェントを使い、多様な企業を受けることで、20代であれば「書類選考に通らない」という問題はほぼ解決するはずなので、それが最も手っ取り早い対処法だろう。

>>20代向け転職サイト・エージェントおすすめ厳選3つ+α

 

最後に、転職の成功を左右する転職サイトや転職エージェントについても触れておく。

 

転職サイトや転職エージェントは無数にあるが、それらを紹介するランキングやおすすめサイトの信憑性は低く、どのサイトに登録すべきか悩む方は多い。

自身が4度の転職を経て30代前半で年収1,800万を達成した経験も踏まえ、人事と転職のプロとしての結論を記載しておきたい。以下の3つの併用が最適解である。

  • リクナビNEXT ※ 中小企業も含め、日本最大級の公開求人を掲載
  • ビズリーチ ※ ベンチャー企業を中心に、他には掲載していない求人が豊富
  • JACリクルートメント ※ 大企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持

 

理由は、それぞれ「求人掲載型」「企業からのアプローチ型」「非公開求人を豊富に持つエージェント型」の最大手であり、相互に補完し合って最も効率的に多くの求人をカバーできる組み合わせとなっているためである。

 

なお、もし一つだけ選ぶのであれば、筆者自身が何度もお世話になっており、転職エージェントとしての売上高で日本一を誇るJACリクルートメントを推しておく。

 

ただしJACリクルートメントはベンチャー求人には弱いので、ベンチャー企業にも興味がある場合はビズリーチも混ぜておくと転職活動が安定する。

 

また、JACリクルートメントもビズリーチも「ややハイクラス・ミドルクラス向け」であることは事実なので、まだキャリアに自信がない場合はリクナビNEXTから入るのがおすすめだ。こちらは新卒入社直後から使える。

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