JAC おすすめ

JACはおすすめか?人事プロがJACリクルートメントをおすすめする10の理由

悩めるビジネスウーマン
転職活動中の者ですが、新卒での就活の延長上で、転職でもリクナビやマイナビを使っていました。
最近、転職エージェントも使った方が良いと知り、JACリクルートメントという転職エージェントを検討しています。JACを検索していくうち、このサイトにたどり着きました。
そこで教えていただきたいのですが、JACはプロの目から見てもおすすめでしょうか?また、その理由を教えていただきたいです。

 

今回のテーマは「JACはプロの目から見てもおすすめかどうか」である。

結論から申し上げると「JACリクルートメントはプロの目から見てもおすすめである。JACは多くの強みを持つ転職エージェントであるため、おすすめ出来る理由も多数ある。全て本文中で解説していく」という内容になっている。

 

齋藤
プロとしておすすめ出来る理由に限らず、JACリクルートメントの評判について網羅的に知りたい方は、以下の記事をお読みいただければと思います。

>>JACリクルートメントの評判・口コミを人事プロが解説

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
  • 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
  • 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験

 

この記事を読むことで、人事・転職のプロがJACリクルートメントを推薦する理由が分かり、自分自身がJACリクルートメントを利用すべきかどうか結論が出せるようになるだろう。

 

結論:JACはおすすめである

結論から言えば、JACリクルートメントは人事・転職のプロの目から見てもおすすめである。

その理由については次項で網羅的に述べていくが、他の記事にも書いているため必要に応じて参考にしてほしい。

 

JACリクルートメントについて網羅的に知りたい方はこちら。

>>JACリクルートメントの評判・口コミを人事プロが解説

 

人事プロがJACリクルートメントをおすすめする10の理由

筆者がJACリクルートメントをおすすめする理由は、以下の通りである。

  1. 外資系に強いから
  2. 外資系に強いのに日本語で深い話が出来るから
  3. 日系グローバル大企業に強いから
  4. 製薬や金融など年収の高い業種の専門チームがいるから
  5. あらゆるレベル・クラス向けの求人を持っているから
  6. 非公開求人が多いから
  7. 独占求人が多いから
  8. 両面型のエージェントだから
  9. 何でも話せる誠実なエージェントがいるから
  10. 世界一を目指す日本企業だから

 

上記の理由について、それぞれ解説していく。

 

外資系に強いから

当サイトでは繰り返し述べていることだが、JACリクルートメントは外資系企業に非常に強い転職エージェントである。

どのくらい強いかというと、間違いなく日系の転職エージェントの中では最も強い。

 

齋藤
JAC以外、外資転職に強いエージェントはほぼ外資系の転職エージェント企業で占められています。

 

JACは外資系かつハイクラスに特化させた子会社「JACインターナショナル」も立ち上げており、外資系に行きたい人間であればJACの利用は必須だと言ってよいだろう。

>>JACインターナショナルの評判について人事プロが解説

 

外資系に強いのに日本語で深い話が出来るから

JACは外資系に強い。

しかし、ロバートウォルターズやHays Japan、エンワールド等、外資系に強いエージェントは他にもある。

 

その中で特にJACを使うべき理由は、エージェントと日本語でコミュニケーションがとれることである。

ビジネス英語ができる人材であっても、日本人であれば日本語の方が得意なはずである。

 

面接のフィードバック等での微妙なニュアンスの伝達や、年収交渉等の間違いが許されない会話では、日本語で会話できることが非常に有効に働く。

外資系に強く、なおかつ日本語で深い話ができるエージェントはJACリクルートメントのみである。

>>JACリクルートメントは外資系に強い?外資系求人しかない?英語は必要?プロが解説

 

日系グローバル大企業に強いから

JACリクルートメントは、外資系企業専門のエージェントではない。

外資系企業への転職サービスのみでは「日本国内最大の売上高を誇る転職エージェント企業」にはなれない。

JACリクルートメントは、ホワイトカラーの人材紹介のほぼ専業の事業者として、上場企業の中で、日本国内一の売上高を維持している。

出典:矢野経済研究所『人材ビジネスの現状と展望』

 

外資系以外で言うと、JACリクルートメントは日系グローバル大企業にも強い。

筆者が製薬企業にいた時に紹介された具体的な日系グローバル大企業の例を挙げると、以下の通りである。

  • 武田薬品工業株式会社
  • アステラス製薬株式会社

 

もちろん製薬業界以外の案件も豊富であり、各業界でトップクラスの日系大企業の求人を抱えていることが、JACをおすすめ出来る理由のひとつである。

 

製薬や金融など年収の高い業種の専門チームがいるから

JACリクルートメントでは、業界ごとに転職エージェントの専門チームを組んでいる。

大きく分けると製造業と非製造業に分かれ、特に高年収帯の業種については強力な専門チームを編成している。

 

具体的に言えば、製薬業界金融業界IT業界がそれにあたる。

よって、これらの業界や年収を上げる転職に興味がある方には、特にJACリクルートメントをおすすめ出来る。

 

齋藤
ちなみに、製薬業・金融業・IT業は、外資転職において高年収を提示してくることが多い業種であり、キャリアアップ転職の王道ルートです。

>>キャリアアップするには?キャリアアップに必要な全プロセスを人事プロが解説

 

あらゆるレベル・クラス向けの求人を持っているから

一般的には、JACリクルートメントはハイクラスおよびミドルクラスに強いエージェントとして知られている。

しかし2ch(現・5ch)での以下の口コミが示す通り、実はあらゆるレベルやクラス向けの求人を持っている。

64名無しさん@引く手あまた2017/04/15(土) 22:32:23.78ID:UBVRsUnM0
第二新卒だが良案件ドカスカよこしてくれる。

出典:JAC Recruitment 1社目(496コメント。2017/01/01~2021/02/07)

 

この理由は単純である。求人を預かるために企業の人事と付き合っていく上で、「ハイクラス・ミドルクラスのポジションしか預からない」ということは難しいからである。

実際には、付き合いのある企業であればジュニアポジション(対象年齢層が低めで年収帯も低めのポジション)も預かることになる。

 

非公開求人が多いから

JACリクルートメントが保持する求人案件のうち、約60%が非公開求人であると公表されている。

>>非公開求人が気になる!非公開の理由や非公開求人が豊富な転職エージェントをプロが解説

 

JACの保持する求人数は約25,000件であるため、非公開求人数は約15,000件にものぼる。

非公開求人は転職エージェントを利用しない限り見られないので、自身の希望条件にマッチする求人を少しでも増やしたい人にはおすすめ出来る。

 

独占求人が多いから

非公開求人の中でも、独占求人を持っているかどうかは重要である。

 

齋藤
独占求人とは、特定の転職エージェントによって独占され、そのエージェント経由でしか知ることのできない求人のことです。

 

数こそ公開していないが、JACは多くの独占求人を持っている。

よってJACからしか応募できない、より正確に言えば「JACに登録していないと存在を知ることすらできない求人」が多数存在するのである。

 

これは、次に紹介する両面型の転職エージェントであることと関係している。

 

両面型のエージェントだから

JACは数少ない両面型の転職エージェントである。

両面型のエージェントとは、1人のエージェントが「企業の人事」と「求職者」の両方とコミュニケーションをとるエージェントのことである。

>>両面型の転職エージェントとは?片手型(分業型)との違いやおすすめをプロが解説

 

齋藤
逆に、片手型(分業型)のエージェントもあります。 片手型(分業型)のエージェントでは、企業の人事と話すエージェントと求職者と話すエージェントが別です。

 

両面型のエージェントでは、企業の人事と話し、企業のニーズをしっかり把握している転職エージェントが求職者(あなた)とも話すことになる。

両面型のエージェントには以下の様なメリットがあるため、片手型のエージェントよりおすすめ出来る。

  • 企業ニーズが把握できているため、ミスマッチが少ない
  • 企業と話しているエージェントなので、企業への売り込み力が強い
  • 企業・求職者の橋渡しがうまく、企業に信頼されやすいため、独占求人を預かりやすい

 

何でも話せる誠実なエージェントがいるから

JACリクルートメントには800人もの転職エージェントがいる。

エージェント数が多いため、それぞれレベルの差はあるのだが、平均レベルは総じて高い。

 

さらに外資系エージェントと違って「お金へのがめつさ」が低く、誠実なアドバイスをしてくれるエージェントが多いことが特徴である。

 

齋藤
外資系の転職エージェントに顕著なこととして、手数料を得るためにキャリア上望ましくない転職でもおすすめしてくる場合があります。

 

筆者自身、懇意にしているJACのエージェントから「今のタイミングではこの転職はしない方が良い」とのアドバイスを実際に受けたことがある。

キャリアの相談に乗ってくれる誠実なエージェントと出会いやすいことも、JACをおすすめ出来るポイントの一つである。

>>転職エージェントの選び方の教科書|出会い方、絞り込み方、付き合い方まで

 

世界一を目指す日本企業だから

最後は、完全に筆者の私的な理由である。

筆者がJACリクルートメントの役員と話した際、JACは日本一の転職エージェント企業から世界一の人材企業への転身を目指しているという話を聞いた。

 

筆者は日本人であるので、世界一を目指す日本企業は応援したいという想いがある。

また、世界一を目指すような企業では社員のモチベーションも高くなるため、ユーザー(求職者)にとっても良い影響が多いと感じている。

 

まとめ

JACをおすすめ出来る理由は多い。

転職エージェントは無料であり複数利用するのが一般的であるため、今回解説してきた理由に一つでも魅力的なものがあれば、試しにJACを使ってみると良いだろう。

>>JACリクルートメントの評判・口コミを人事プロが解説

 

転職サイトや転職エージェントは無数にあるが、それらを紹介するランキングやおすすめサイトの信憑性は低く、どのサイトに登録すべきか悩む方は多い。

迷ったら、年代でも性別でもなく、シンプルに年収で決めるのがおすすめである。

  • リクナビNEXT年収800万円未満の場合。日本最大級の公開求人を掲載、エージェントも豊富
  • JACリクルートメント 年収800万円以上の場合。大手および外資系を中心に、日本最大級の非公開求人を保持

 

人材企業の最大手リクルートが運営するリクナビNEXTは、年収が800万を超えるまでは万能の転職サイトだと言える。(それ以上の年収帯では案件が減る)

掲載求人が豊富なだけではなく、リクナビNEXTには多数の転職エージェントが参加しているため、網羅的に求人を探すことが出来る。

 

JACリクルートメントは、筆者が最も信頼している転職エージェントである。転職エージェントとしては日本最大の売上高を誇り、求人の多さ、エージェントの質ともにダントツである。

ただしJACはハイクラス・ミドルクラス向けのため、そのスペックをフル活用するには年収800万円程度が必要だ。

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