私のような第二新卒や、既卒(無職・ニート)、フリーターからでも正社員に転職(就職)出来る転職エージェントがあると聞き、調べています。
比較ランキングは色々と見つかったのですが、データ等の根拠がないため信憑性がなく、嘘なのではないかと思っています。
根拠を示す形で、厳選された「第二新卒・既卒・フリーター・ニートにおすすめの転職(就職)サイト・エージェント」を教えていただけないでしょうか?
今回のテーマは「第二新卒・既卒・フリーター・ニートにおすすめの転職(就職)サイト・エージェント(基準やデータによる根拠があり、厳選したものに限る)」である。
結論から申し上げると、本記事は「未経験可の求人数、エージェントの優秀さ、サポートの手厚さ、エージェントの事情理解度、データで見た第二新卒等の転職(就職)成功者からの評判、データで見た利用ユーザー支持率の6つの要素で比較すると、第二新卒・既卒・フリーター・ニートにおすすめの転職(就職)サイト・エージェントは①就職Shop、②リクナビNEXT、③UZUZ(ウズキャリ)の3つに厳選できる。その根拠や、+αとして利用すべきサービスを含めて解説していく」という内容になっている。
初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。
筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。
- 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
- 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
- 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
- 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験
この記事を読むことで、転職(就職)サイト・エージェントのうち第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめなのはどれなのかを根拠・データとともに知ることができ、自身が利用すべき転職(就職)サービスが明らかになるだろう。
なお、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向け以外も含めたおすすめの転職サイト・転職エージェントについては、以下の記事を参照していただきたい。
>>おすすめ転職サイト・エージェント|プロ厳選の比較ランキング
【根拠あり】第二新卒・既卒・フリーター・ニートにおすすめする転職サイト・転職エージェントの基準
本記事において、第二新卒・既卒・フリーター・ニートにおすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。
- 未経験可の求人数
- エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
- サポートの手厚さ(選考対策への協力・放置のされにくさ)
- エージェントの事情理解度(寄り添い度合い)
- データで見た第二新卒・既卒等の転職者(就職者)からの評判
- 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
本記事では、上記の基準をそれぞれ5段階で採点したレーダーチャートとともに、第二新卒・既卒・フリーター・ニートにおすすめの転職(就職)サイト・エージェントをご紹介している。
具体的な転職(就職)サイト・エージェントをご紹介する前に、上記を基準とした理由をそれぞれ簡単に解説しておく。
未経験可の求人数
第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方が転職(就職)サービスを選ぶ際に最も重要な点は、未経験可の求人数である。
第二新卒の一部を除き、多くの方が正社員として認められる職務経験が少ないか、ほぼない状態で戦うことになるからである。
求人数が多くても、一定の経験を前提とした求人ばかりでは役に立たない。
未経験可で、なおかつ労働者を搾取するブラック企業ではない(今後につながる)求人の数が重要だ。
転職エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
第二新卒・既卒・フリーター・ニートの転職(就職)でも、通常の転職と同じくエージェントの優秀さは重要である。
多くの第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービスは担当エージェントがつくタイプであるし、求人掲載型のサイトでも外部エージェントはいるからだ。
求人提案の精度(的外れでないか)、業務(返信・確認・諸対応)のスピード、そして年収交渉力。
転職(就職)のパートナーであるエージェントが優秀かどうかは、転職活動の円滑さに大きく影響を及ぼす。
サポートの手厚さ(選考対策への協力や放置のされにくさ)
優秀さとは少し異なる軸として、サポートの手厚さというものも重要である。
第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方の中には、就職や転職が初めてという人もいるだろう。
そんな中、慣れない書類選考の対策(添削)や面接練習に快く付き合ってくれるかどうか、放置せずに気にかけてくれるかどうかは重要だ。
エージェントの事情理解度(寄り添い度合い)
第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方には、様々な事情があることが多い。
エージェント側がそういった状況を理解して寄り添い、信頼を勝ち取りながらサポートを継続できるのかどうかは、ある意味で最も重要な項目である。
データで見た第二新卒・既卒等の転職者(就職者)からの評判
本項目については、完全にデータに裏付けられている。
「転職サイトの評判を独自アンケートデータからプロが解説」において、第二新卒の転職経験者から「最も良かった」とより多く判断された転職サイト・転職エージェントを高得点としている。
具体的には、第二新卒から評判の良い転職サイト・転職エージェントは以下の通りであった。
利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)
本項目も、完全にデータに裏付けられている。
各転職サービスの実際の利用者の458件の口コミを分析し、ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)を調査した結果を基に、5段階で得点を付けている。
>>転職サイト・転職エージェントの口コミを458件分析した結果を公開
ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)の具体的な結果は、以下の通りである。
【厳選3つ】第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめの転職サイト・エージェント
本来、転職(就職)サイトやエージェントは1人の人間が長く使い、転職を繰り返さないと良し悪しが分からないはずである。
他の転職情報サイトでは「31社を比較」「34選」などと謳う記事もあるが、それらには意味も信憑性もないため、本記事においてはデータに基づいた前述の基準から「第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめ」と断言できる、厳選3社をご紹介する。
早速だが、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。
多くの方にとって、自分に合った3つ~5つの転職サービスを利用するのが最も転職における費用対効果(労力対効果)が高い方法だと思います。
就職Shop
就職Shop 公式サイト:https://www.ss-shop.jp
就職Shopは、リクルート社の運営する第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの就職・転職サービス(エージェント)である。
レーダーチャートを見ていただくと分かると思うが、こと第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けに関する限り、就職Shopは全く隙が無いサービスである。
総合型転職サービスほどの求人数はないが、未経験可に限定し11,000社以上に訪問して求人をとってきているので、未経験可の求人の数は十分である。
また、リクルート社の社員なので、エージェントの優秀さは折り紙つきである。
とはいえ、就職Shopは第二新卒の転職経験者から評判の良い転職サイト・転職エージェントにも(「上記以外」として)挙げられており、ハズレのエージェントは相対的に少ないと言える。
実際、就職Shopのユーザーからの支持率(ポジティブな口コミの割合)は61.8%と申し分ない。「第二新卒・既卒・フリーター・ニート」に当てはまるのであれば、必ず利用したいサービスだと言えるだろう。
リクナビNEXT
リクナビNEXT 公式サイト:https://next.rikunabi.com
リクナビNEXTは第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けではなく、リクルート社の運営する、通常の大手総合型転職サイトである。
しかしながら、第二新卒での転職成功者から「最も良い転職サイト・エージェント」として選ばれた率では、ダントツの1位(25.0%)。
実際にリクナビNEXT内部を見てみると分かるが、未経験可の求人もかなり多い。
とはいえ、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの就職(転職)サービスとしては、弱点もある。
それは、リクナビNEXTが求人サイトである点である。基本的には自分で求人を探すタイプのサービスなので、エージェントの手厚いサポートは期待できない。
以上のように、結果(実際の転職・就職につながったかどうか)や評判で言えば、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの専門サービスよりも上である。
第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方が就職活動(転職活動)をする際には、他のサービスと合わせて使うべきサービスと言えるだろう。
UZUZ(ウズキャリ)
UZUZ(ウズキャリ) 公式サイト:https://uzuz.jp
UZUZ(ウズキャリ)は完全に「第二新卒・既卒・フリーター・ニート向け」に特化した就職(転職)エージェントである。
レーダーチャートを見ていただくと分かると思うが、UZUZ(ウズキャリ)の強みは圧倒的なサポート力と寄り添う姿勢にある。
その理由は、UZUZ(ウズキャリ)の全てのエージェントが就活失敗等、何らかの挫折を経験していることによる。
そしてこの点が、ある意味で「就活エリート」と言えるリクルート社員によるサービスと差別化されている点です。
率直に言って、UZUZは求人数(2,600社程度)やエージェントの優秀さでは就職Shopには劣る。
知名度の点から、評判・口コミでも劣るだろうし、保有求人がIT系の求人(特にSES、ソフトウエアやシステムの開発・保守・運用などの特定の業務における技術者派遣)に偏っているという弱点もある。
しかしながら、親身なサポートや定着率重視の姿勢という他にはない独自の強みがあるため、「第二新卒・既卒・フリーター・ニート」であり、なおかつIT系に抵抗感がなければ使ってみるべきサービスだと言える。
UZUZは社長や役員がTwitterでよくツイートしているため、それらを見てみるのも良いかもしれない。
【+α】第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方の一部におすすめの転職サイト・エージェント
ここまで、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方であれば全員におすすめ出来る転職サイト・転職エージェントを3つ厳選してご紹介してきた。
率直に申し上げて、「第二新卒・既卒(無職)・フリーター・ニート」のどの属性の方であっても、基本的にはここまでご紹介してきた3つを利用すれば十分である。
とはいえ、読者の置かれた状況は個々に異なり、より就職(転職)機会を広げたいという方もいると思う。よって、求人の幅を広げるためのプラスアルファとなるサービスを2つほどご紹介しておきたい。
- doda(デューダ) ※ 掲載求人数は日本トップクラスの15万件以上。20代・30代前半向け求人に集中
- パソナキャリア ※ 総合型エージェントの中では第二新卒に強み。放置しないフォロー体制も魅力
doda(デューダ)
doda(デューダ) 公式サイト:https://doda.jp
doda(デューダ)はパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営する、大手の転職サービス(求人サイト機能と転職エージェント機能の両方を併せ持つ)である。
dodaは総合型の転職サービスであり、その保有求人数は日本に存在する全ての転職サービスの中でもトップクラス(15万件以上)である。
そもそも20代~30代前半までの若手層に力を入れているエージェントであるため、第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けの求人(未経験可の求人)も非常に多い。
一方で、評判・口コミを見ていただくと分かるのだが、エージェントの質、サポートの手厚さ、利用ユーザーからの支持は大手の中では高いとは言えない。
特に、紹介の精度が悪いと言う口コミや、紹介メールが送られ過ぎて嫌になるという声は多い。
以上より、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方全員が利用すべきサービスだとは言えないが、すでに他のサービスを使っていて求人の幅を広げたい20代~30代前半の方にはおすすめ出来る。
特に、dodaはパーソルキャリア系列のサービスなので、リクルート系列等、他の大手求人とは被らない独自求人があることも多いからである。
パソナキャリア
パソナキャリア 公式サイト:https://www.pasonacareer.jp
パソナキャリアは、派遣大手のパソナが運営する転職エージェントである。
パソナが運営しているとはいえ、派遣ではなく、正社員転職をしたい人のためのサービスであり、総合型転職サービスの中でも特に第二新卒に強い。
実際に、第二新卒の方から「最も良かった転職サイト・転職エージェント」として選ばれた率で4位(8.3%)と高めである。
さらに、パソナキャリアではフォロー体制が整備されているため、他の転職サービスとは異なり「一度求人を紹介したら後は放置」ということが起きにくい。
求人数は少なめではあるが、総合型転職サービスの中では最も第二新卒・既卒・フリーター・ニート向けサービスに近い特徴を持つため、使う価値は十分にあると言えるだろう。
まとめ
本記事では、第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方におすすめの転職(就職)サイト・エージェントについて解説してきた。
以下の第二新卒・既卒・フリーター・ニートの方向けの転職(就職)サービスのうち、自分に合ったものを3つほど選んで使いこなせば、転職成功率(就職成功率)は格段に高まる。
- 就職Shop ※ リクルートの運営する、第二新卒・既卒・フリーター・ニート転職(就職)の最大手
- リクナビNEXT ※ 求人の量と質のバランスが良く、20代転職経験者からの支持率トップ
- UZUZ ※ エージェント全員に就活失敗等の挫折経験があり、サポート力・寄り添う姿勢に定評
- doda(デューダ) ※ 掲載求人数は日本トップクラスの15万件以上。20代・30代前半向け求人に集中
- パソナキャリア ※ 総合型エージェントの中では第二新卒に強み。放置しないフォロー体制も魅力