就活で利用していたのはリクナビなので、転職でもリクナビNEXTを使ってみようと思っていますが、これは正しい選択でしょうか?
リクナビNEXTの評判・口コミについて教えてください。
今回のテーマは「リクナビNEXTの評判・口コミはどうなのか」である。
結論から申し上げると「①2ch(5ch)の評判・口コミ、②Twitterの評判・口コミ、③他との比較、④プロの評価、の全ての観点でリクナビNEXTの評判・口コミを調査してみると、ほとんどの人にとって登録の価値があるものの、向かない人もいるサイトだと言える。使うべき人、使うべきでない人を含めて、本文中で網羅的に解説していく」という内容になっている。
初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。
筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。
- 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
- 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
- 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
- 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験
本記事では、以下の視点でリクナビNEXTの評判・口コミについて徹底的に調査したうえで、使うべき人、使うべきでない人まで解説している。
- 2ch(現・5ch)での評判・口コミ
- Twitterでの評判・口コミ
- 他の転職サイト・転職エージェントと比較した際の評判・口コミ
- プロの目から見た評価
この記事を読むことで、ネガティブな点も含めた実際のリクナビNEXTの評判・口コミが分かり、あなたがリクナビNEXTに登録すべきかどうかについて必ず結論が出せるだろう。
なお、リクナビNEXT以外も含めたおすすめの転職サイト・転職エージェントについては、以下の記事を参照していただきたい。
>>おすすめ転職サイト・エージェント|プロ厳選の比較ランキング
結論(リクナビNEXTの評判まとめ)
まず本記事の結論を記載しておく。
箇条書きで記載しているため、詳細は本文中で確認していただきたい。
リクナビNEXTの2ch(5ch)での評判・口コミは、以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- dodaやマイナビ、エン転職よりも良い求人が多かった
- 様々な転職サイトを使ったが、結局リクナビ経由で転職した
- リクナビNEXTのスカウト機能は強くない
- リクナビNEXT経由だと、落ちた場合に連絡が来ない
- リクナビNEXTの求人票と違う条件を(面接時に)提示された
- エージェント経由ではないので、日程調整等を自分でやる必要があった
- リクナビNEXTとハローワークは求人が被っている
リクナビNEXTのTwitter(ツイッター)での評判・口コミは、以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- グッドポイント診断が便利、気持ちが上がる
- 検索条件が細かくて便利
- 異業種転職(未経験での転職)や、経験の浅い人にはおすすめ
- 実際の転職につながった
- 登録するだけで「今の会社だけじゃない」という可能性が見えた
- 地方の求人が少ない
- 求人の質のばらつきが大きい(質が悪い求人もある)
- エージェントの質のばらつきが大きい(質が悪いエージェントもいる)
他の転職サイト・転職エージェントと比較した際のリクナビNEXTの評判・口コミは、以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- 国内最大の転職サイトであり、業種・職種を問わず、あらゆる求人が集まる
- 掲載された求人に応募する使い方がメインだが、転職エージェントからのスカウトもある
- リクルートダイレクトスカウトとの兼ね合いで、ハイクラス求人(年収800万以上)は少ない
- あらゆる求人が掲載されているため、質の悪いものも含まれる。選別する必要あり
人事のプロとしてのリクナビNEXTの評価は、以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- 求人数(量)が多い
- 検索機能が強い
- サイト機能とエージェント機能を両方使える
- 求人のレベルが下に幅広い
- ハイクラス求人がない
- 一部に質の悪い求人やエージェントが混じっている
以上の内容から、以下のいずれかの項目に当てはまる人であれば、リクナビNEXTを使うべきであると言える。
- 自身の転職の軸が定まっておらず、色々な求人を見たいと思っている人
- 初めての転職を検討している人
- 転職エージェントからどんどんおすすめされるのが苦手であり、自分で求人を見て考えたい人
- 年収が800万円未満の人
- 20代の人
リクナビNEXTは、日本最大級の転職サイトであるため、尖った特徴はあまりない。
一方でその掲載求人の幅広さ、実際の転職につながる実用性は折り紙付きであるため、年収800万以下の方であれば確実に登録しておくべき転職サイトであると言える。
リクナビNEXTの2ch(5ch)での評判・口コミ
次に、リクナビNEXTの2ch(5ch)での評判・口コミについて解説する。
抽出したコメントの情報元(ソース)は以下の2ch(5ch)スレッドである。
- リクナビNEXTで職探し 321社目(1000コメント。2020/07/04~2021/03/06)
- リクナビNEXTで職探し 322社目(1000コメント。2021/03/07~2022/03/23)
- リクナビNEXTで職探し 323社目(1000コメント。2022/03/23~2022/07/25)
- リクナビNEXTで職探し 324社目(142コメント。2021/07/24~2022/08/27)
>>リクナビNEXTの2ch(5ch)の評判・口コミをプロが調査・解説
まず、リクナビNEXTに関する2ch(5ch)のポジティブな評判・口コミは以下の通りである。
- dodaやマイナビ、エン転職よりも良い求人が多かった
- 様々な転職サイトを使ったが、結局リクナビ経由で転職した
次に、リクナビNEXTに関する2ch(5ch)のネガティブな評判・口コミは以下の通りである。
- リクナビNEXTのスカウト機能は強くない
- リクナビNEXT経由だと、落ちた場合に連絡が来ない
- リクナビNEXTの求人票と違う条件を(面接時に)提示された
- エージェント経由ではないので、日程調整等を自分でやる必要があった
- リクナビNEXTとハローワークは求人が被っている
2ch(5ch)の書き込みを基に記載すると、リクナビNEXTの強みはその掲載求人数と、圧倒的な転職実績にある。
一方で、スカウト機能が強くないことや、質の悪い求人(掲載企業)や転職エージェントが一部に見られる等の弱点もある。
リクナビNEXTのTwitterでの評判・口コミ
続いて、リクナビNEXTのTwitter(ツイッター)での評判・口コミについて解説する。
以下のようなツイートをポジティブ・ネガティブ別に要約し、まとめている。
自己PR全く思い付かなくて検索したらリクナビnextのグッドポイント診断がいいと書いてあったのでやってみた
何て便利な時代…学生時代こんなサービスがあれば…夢物語に興味がないに笑う笑
グッドポイント診断だけあってマイナス面はなく良いことしか書いてないので朝から気持ちが上がってます😏 pic.twitter.com/vA1g5a5J60— Maruまる (@pendoramaru) July 12, 2021
久しぶりにリクナビNEXT見たら、技術営業とか人材系営業とか営業の分類が昔より細かくなってる。いいぞ、営業のスキルは絶対にもっと細分化して認知されたほうが良い。
— 竹田 敬介@キャリアコンサルタント (@hack12440540) September 3, 2021
ビズリーチ前職での経験積んでないと同じ業種無理だから全くの他業種または同業でも経験が浅い人はdodaかリクナビNEXTかエン転職がおすすめ
あと社会人経験ある人はエージェント付けない方が良い— Miria (@erairim) August 23, 2022
リクナビNEXTのエージェント?アトバイザー?がクソみたいな対応してきたから直接ダメな所を言ってやった。
教育ちゃんとしてるんかな
— カッコよくなった (@1Peasure) November 11, 2020
リクナビNEXTは地方求人が少ない。特に技術系はへんな求人しかない。地方は地方の専門誌を使った方が効率が良いと思う。
— 転職したい!と思ったら。 (@jobchange2014) August 25, 2022
リクナビNEXTに関するTwitterのポジティブな評判・口コミは以下の通りである。
- グッドポイント診断が便利、気持ちが上がる
- 検索条件が細かくて便利
- 異業種転職(未経験での転職)や、経験の浅い人にはおすすめ
- 実際の転職につながった
- 登録するだけで「今の会社だけじゃない」という可能性が見えた
リクナビNEXTに関するTwitterのネガティブな評判・口コミは以下の通りである。
- 地方求人が少ない。田舎だと派遣と営業しかない
- クソ求人が大量に送られてきて邪魔だった
- エージェント(アドバイザー?)の対応が悪かった
上記のコメントをまとめると、リクナビNEXTのTwitterでの評判は以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- グッドポイント診断が便利、気持ちが上がる
- 検索条件が細かくて便利
- 異業種転職(未経験での転職)や、経験の浅い人にはおすすめ
- 実際の転職につながった
- 登録するだけで「今の会社だけじゃない」という可能性が見えた
- 地方の求人が少ない
- 求人の質のばらつきが大きい(質が悪い求人もある)
- エージェントの質のばらつきが大きい(質が悪いエージェントもいる)
なお、地方の求人ならリクナビよりマイナビの方が強い、というコメントは2ch(5ch)でもよく見られました。
リクナビNEXTと他の転職サイト・エージェントを比較した評判・口コミ
リクナビNEXTは人材業界最大手であるリクルート社の運営であり、実際に国内最大級の転職サイトである。
よって、評判を比較する際にも、国内最大級の転職サービスと比較すべきだと思う。本記事では、以下のサービスと比較している。
- 同じリクルート社の転職サービス(リクルートエージェント、リクルートダイレクトスカウト)
- スカウト型として日本最大の転職サイトであるビズリーチ
- 国内最大の転職エージェントであるJACリクルートメント
形態、特徴、転職エージェントのレベル、保有求人の強み、保有求人の弱み、料金の6軸で評判(=世間一般または転職業界一般における認識)を比較すると、以下のようになる。
リクナビNEXT | リクルートエージェント | リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー) | ビズリーチ | JACリクルートメント | |
形態 | 転職サイト | 転職エージェント | 転職サイト | 転職サイト | 転職エージェント |
特徴 |
|
| リクナビNEXTのハイクラス版 |
| 単一のエージェントとして日本最大級の非公開求人を抱えており、ホワイトカラーの転職では日本一の売上高を誇る |
エージェントのレベル |
|
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| 千差万別であり微妙なエージェントも多い | よく教育されており、レベルは高い |
保有求人の強み | 日本最大級の求人が集まる | とにかく保有求人の量が多い | ハイクラス求人に強い | ベンチャー企業、中小企業に強い | 外資系とグローバル日系大企業、ミドルクラス~ハイクラスに強い |
保有求人の弱み |
| 質が悪いものも含まれるため選別が必要 |
| 質が悪い中小企業求人も多く選別が大変 | ベンチャー企業に弱い |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 | 有料:月額3,278~5,478円 | 無料 |
(※ 上記の表は左右にスクロール可能)
他の転職サイト・転職エージェントと比較した際のリクナビNEXTの評判・口コミをまとめると、以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- 国内最大の転職サイトであり、業種・職種を問わず、あらゆる求人が集まる
- 掲載された求人に応募する使い方がメインだが、転職エージェントからのスカウトもある
- リクルートダイレクトスカウトとの兼ね合いで、ハイクラス求人(年収800万以上)は少ない
- あらゆる求人が掲載されているため、質の悪いものも含まれる。選別する必要あり
【プロの評価】結局、リクナビNEXTはおすすめか
結論から言えば、リクナビNEXTは、人事・転職のプロから見てもおすすめ出来る転職サイトである。
筆者自身、年収が1,000万円を超えるまでは長らくリクナビNEXTを使い続けており、転職のたびに利用していた。
プロの評価として、リクナビNEXTの特徴は以下の通りである。(赤字は悪い点である)
- 求人数(量)が多い
- 検索機能が強い
- サイト機能とエージェント機能を両方使える
- 求人のレベルが下に幅広い
- ハイクラス求人がない
- 一部に質の悪い求人やエージェントが混じっている
ここまでご紹介してきた2ch(5ch)やTwitterの評判・口コミは、プロからしても概ね事実である。
求人数が多く使いやすいため、国内有数の転職実績を誇るサイトであるが、その一方でハイクラス求人はなく、一部に質の悪い求人やエージェントも混じっている。
結論として、年収800~1,000万円程度に達するまでは、メインで使うべき転職サイトというのが筆者のリクナビNEXTの評価である。
リクナビNEXTを使うべき人、使うべきでない人
ここまで解説してきたリクナビNEXTの評判・口コミに鑑みると、以下のいずれかの項目に当てはまる人は特にリクナビNEXTを使うべきであると言える。
- 自身の転職の軸が定まっておらず、色々な求人を見たいと思っている人
- 初めての転職を検討している人
- 転職エージェントからどんどんおすすめされるのが苦手であり、自分で求人を見て考えたい人
- 年収が800万円以下の人
- 20代の人
上記の項目の裏返しにはなるが、以下のいずれかの項目に当てはまる人はリクナビNEXTには向かず、使うべきでないと言える。
- 年収が1,000万円以上の人
- 厳選された求人のみ、案内を受けたい人
まとめ
リクナビNEXTは、日本最大級の転職サイトであるため、尖った特徴はあまりない。
一方でその掲載求人の幅広さ、実際の転職につながる実用性は折り紙付きであるため、年収800万以下の方であれば確実に登録しておくべき転職サイトであると言える。